店舗運営者が日々頭を抱えている問題の1つが店舗への集客。
「なかなかお店に人が集まらない…」
「来店したお客様をリピーターにしたい!」
独自に色々な方法を試してみても集客効果を実感できなかったり、売り上げがあがらないと感じている人がほとんどではないでしょうか。実際独自の方法で成功しているケースは稀と言えます。
良いサービス・商品を提供していても店舗に人が来なかったら実感してもらえませんよね。では、どうしたら店舗に人が訪れてくれるのでしょうか?
結論から言うと、店舗集客で成功するためにはWeb対策とオフライン対策のどちらも必須になります。両方をしっかりと行うことで初めて店舗集客が可能になるでしょう。
そこで今回は店舗集客を成功させる11の方法をWeb対策、オフライン対策に分けて解説していきます。
- SEO対策
- MEO対策
- SNS運用
- 広告運用
- オウンドメディア、個人ブログでのPR
- 食べログやぐるなびなどの専門サイトへの掲載
- その他TVメディアへの掲載
- クラウドファウンディング
- ビラ配り
- 近隣店舗などでのポスター掲載
- 店舗前の看板
この記事は「サービスには自信あるのに…」と歯がゆい思いをしている店舗運営者の方に絶対見てもらいたい内容となっていますので、最後まで目を通して今日から実践に繋げていきましょう。
具体例も交えながら解説していきますので、店舗運営に悩んでいる人には必見の記事になっております。
それではどうぞ。
目次
【結論】店舗集客はWebでもオフラインでも必須
店舗集客においていま注目されいているのはWeb集客。
2021年現在、新型コロナウイルスの影響もあり、Web集客の重要性はどのような業種でも高まっています。ただ、オンラインでの集客も大事ですが、オフラインも忘れていけません。
どちらかが大事ではなく、オンラインもオフラインも両方の良さをうまく活用して集客しなければ意味がないんですよね。
例えば、
- WebでSNS広告を出稿して認知獲得する
- Googleで検索したユーザーへ一番に表示させる
- 店舗ページをみて来店行動を促す
- 実際の店舗の近くで入りやすいお店作りをする
などなど、オンラインできる施策とオフラインでできる施策には目的が異なります。
近年、オンラインが注目されていますがオフラインでしっかり集客を獲得できてるお店はたくさんありますよね。
なので両方の集客を活かせるようにしていきましょう。
オンライン(Web)集客方法
いわゆるオンライン(Web)集客の方法は主に下記の8つ。
- SEO対策
- MEO(Local SEO)対策
- SNS運用
- 広告運用
- オウンドメディア、個人ブログでのPR
- 食べログやぐるなびなどの専門サイトへの掲載
- その他TVやメディアへの掲載
- クラウドファンディング
オフライン集客方法
イメージしやすいオフライン集客の方法は下記の3つ。
- チラシ・ビラ配り
- 近隣店舗などでのポスター掲載
- 店舗前の看板
オンライン(Web)集客、オフライン集客の方法は下記でそれぞれ詳しく解説していきますね。
店舗集客を成功させる11の方法
絶対にやるべき集客方法はオンラインとオフラインを合わせて11こです。
それぞれ詳しく紹介していきますね。
SEO対策
例えば、あなたが渋谷で焼肉店を経営していたとします。
来店するユーザーがGoogleなどで検索するとすれば、
- 渋谷 焼肉
- 渋谷 焼肉 個室
- 渋谷 焼肉 食べ放題
- 渋谷 焼肉 一人
などのキーワードで検索するユーザーが来店してほしいターゲットユーザーになりますよね。
このユーザーがどう予約や来店まで辿り着いてもらうか?が大事です。
そのための対策がSEO対策であるということですね。
SEO対策を簡単に説明するのは難しいんですが、一言でいうと「Googleが掲げる10の事実」を理解して、ユーザーのためのコンテンツを作っているか?です。
- 上位に表示されればクリックされる確率が上がる
- 表示される回数が増え来店に繋がりやすい
- 顕在化したユーザーにしかアプローチできない
- 表示されたからと行って来店につながるわけではない
- SEOに関連する知見が必要
MEO(Local SEO)対策
むしろこれからの時代欠かせない集客方法と行っても過言ではありません。
Googleマイビジネスに登録することで、「エリア ✕ ジャンル」で検索した際に表示される地図上の検索結果で上位に表示させる対策です。
検索KWの種類によっては、SEOなどの自然検索結果ではなくMEOの地図が表示されます。
単純にGoogleMapの利用ユーザーが増えているため、こちらも集客としては欠かせない方法です。
ただGoogleマイビジネスに登録するだけではなく、
- 狙うKWは何にするのか?
- KWと登録情報、Webサイトの情報が一致しているのか?
- 情報は拡充してあるのか?
- 常に更新はしているのか?
- 動画や写真は投稿しているのか?
- 口コミは返信しているのか?
上記の項目は必要なMEO対策の施策内容です。できることは限られており、そこまで難しくないので自分たちでMEO対策を進めてみましょう。
MEO対策についてより詳しくい知りたい人は以下の記事で紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
- 利用ユーザーが増えている
- エリア関連検索で一番上に表示される
- 実際にユーザーが投稿しているためユーザーの信頼感が強い
- 検索しているユーザーにしか表示できない
- 競合店舗もひしめき合っている
SNS運用
代表的なSNSのといえば、InstagramやTwitter、Facebook、LINE、Youtubeとかですかね。
SNSの媒体によって特徴や性質が違うため、利用ユーザーも異なります。
それぞれを活用しない手はありません。それぞれの媒体でできる施策は集客を含めたファンづくり。
あなたの店舗のファンになってもらいリピーターになってもういましょう。
SNSはそれ以外にメリットがあります。それは別のキャッシュポイントを作れる可能性があるということなんです。
- 広告収益
- オンラインサロンなどのコミュニティ
- 店舗のアパレルなどの販売
などSNSでファンを獲得できれば店舗に依存しなくてよくなりますよね。
なので施策を行うための媒体での追うべき数値を確認しておきましょう。
- Instagram:プロフィールアクセス数→フォロワー数→エンゲージメント率
- Twitter:フォロワー数→エンゲージメント率
- Facebook:投稿のエンゲージメント率→友人の数
- LINE:友達登録者数
- Youtube:再生回数→チャンネル登録者数
が基本的に追うべき指標です。それぞれの指標を伸ばすために日々改善してコンテンツを作ったり投稿していきましょう。
- ファンづくりに向いている
- 自分の好きなコンテンツを配信できる
- 競合相手が強い
- 成果が出るまでに時間がかかる可能性が高い
広告運用
あなたのお店に興味関心を持ちそうなユーザーに対して、コンテンツを見せることができお店の認知を獲得できますよね。
広告といっても色々種類があり特徴が違います。
- Google,Yahooのリスティング広告 → 顕在化したユーザーにリーチできる
- Facebook,Instagram,TwitterのSNS広告 → 潜在的にユーザーにリーチできる
大きく分けて違いは2つ。リスティング広告は顕在化したユーザーにリーチでき、SNS広告は潜在したユーザーにリーチできます。
予算があるのであれば両方活用できるとベストですね。SNS広告でお店の認知を獲得する
リスティング広告で認知したユーザーが検索したときの刈り取りする
といった使い分けです。
- 少額から開始できる
- ターゲットユーザーをセグメントできる
- 広告だからこそリーチできるユーザーがいる
- 広告費用がかかる
- 改善など、ただ広告を出すだけでは成果を出しにくい
オウンドメディア、個人ブログでのPR
そこにPRとして店舗を紹介するのもできますよね。
また、「〇〇店長のブログ」とかでお店のことやその分野の専門知識について紹介するのもいいです。
やり方によっては集客に繋げることができることでしょう。
試しにやってみてください。
- 初期費用がほとんどかからない
- 趣味程度で始められる
- 集客までに時間がかかる可能性がある
- マーケティング知識が必要となる
食べログやホットペッパーなどの専門サイトへの掲載
即効性があるため最初は登録しておいてもいいでしょう。
しかし集客を最終的には必要な媒体だけに絞ることも必要です。
無駄な集客費用をかけている可能性もありますので、もしすでにそれぞれの媒体を契約している店舗は見直してもいいかもしれませんよ。
- 即効性がある
- 予約機能など便利な機能がついている
- 無駄な費用がかかっている可能性がある
その他TVやメディアへの掲載
中にはPRTIMESなど無料でPRできたりする媒体も存在します。
無料なら使わない手はないですよね。
2020年テレビ離れが言われていますが、お昼の情報番組などは未だ影響力はすごくあります。
TVに取り上げてもらう方法とかも考えてみてもいいですね。
- やり方によっては無料でできる
- 影響力が強いメディアであれば集客効果が絶大
- PRにすると掲載費用がかかる可能性がある
- そもそも掲載してくれない可能性がある
クラウドファンディング
- お店のストーリー
- クラファンをやろうと思った背景
- お店や商品の紹介
- 購入に対してのリターン
の内容次第では、魅力的なプロジェクトとなり資金集めになります。
例えば、完全会員制のレストランで会員を募集します。みたいなクラファンをやって会員を獲得できたら集客には困りませんよね。
新しい集客手法としてここ2〜3年で注目を集めています。
- キャッシュの獲得ができる
- お店自体の付加価値などを考え見つけられる
- 成功する可能性が低い
- クラウドファイウンディングについて知見が必要
ビラ配り
仮にオープンしたてであればあなたのお店のターゲットユーザーは、
- 近隣に住んでいる人
- 近隣で働いてる人
- 通行する人
が店舗では集客対象になります。上記のターゲットユーザーが来店しなければお店が成り立たないかも知れません。
なので足を使って集客することもあってもいいでしょう。
- 初期コストが安くすむ
- 誰でもできるほど簡単
- 人件費がかかる
- リピーターにつながる可能性が高い
近隣店舗などでのポスター掲載
近隣店舗の許可が必要だったりしますが、できる限りのことをやらなければ集客はできません。
あくまでも一つの方法です。自分でポスターを作成するもよし、友人や知人に依頼して作成するのもよし、なんでもいいのでできることはやりましょう。
- 無料でできる
- 効果があるか図りにくい
店舗前の看板
お店の場所がわかりにくい場合はマストです。
街を歩いてると見かけませんか?お店の前の看板を見て行くかどうか悩んでいる人を。
看板を見て来店する確率は低いかもしれません。しかしやるに越したことはないです。
- 無料でできる
- 来店効果が図りにくい
店舗集客の施策を行う前にやるべきこと
店舗集客を考えてもうまくいかない人は、一度あなたの店舗を見直してみませんか?
店舗自体を見直して戦う戦略を考えるのも集客施策を考える大事なことです。
- お店のコンセプトや価値を明確にする
- ターゲットユーザーの設定
- 競合店舗との優位性をハッキリさせる
- PR方法の最適化
お店のコンセプトや価値を明確にする
あなたの店舗の価値はなんですか?あなたの店舗が存在する価値はありますか?
に答えられるお店は少ないことでしょう。
ただしこの価値(Value)を考えられていると店舗のメニューや接客などすべてに統一感が溢れ、魅力ある店舗に生まれ変わります。
試しに考えてみてください。
ターゲットユーザーの設定
そんなあなたの店舗にくるような人はどんな人ですか?ターゲットユーザーを考えてみましょう。
例えば、年収3,000万以上の人がターゲットとなるのであれば、年収3,000万以上の人に接点を作らなければいけません。
逆に年収500万以下の人がターゲットユーザーになるのでれば、接点の作り方が変わりますよね。
男性と女性だけでも変わります。
ターゲットのユーザーがどこにいて、どうやって接点を作るのか、考えてみるのもおすすめですよ。
競合店舗との優位性をハッキリさせる
あなたの店舗の周辺に競合店舗はありますか?その店舗との違いはどこですか?
を考えてみてください。
競合店舗との違いがなければあなたのお店に来店する理由がありません。
お客様があなたのお店を選んでもらるのを願うしかないんですよね。
そうではなく、あなたの店舗と競合店舗にどんな違いがあるのか?考えてみましょう。
なければないで問題ありません。
これから競合店舗との違いを考えてそれを全面に押し出してPRしていきましょう。
PR方法の最適化
自社メディアでPRするのか?広告を出稿するのか?Youtuberやインフルエンサーを活用するのか?
集客の仕方はいろいろあります。
ターゲットユーザーとどこで接点を作るかの問題です。
主婦がターゲットなのであれば主婦が見ているようなメディアやTVに掲載されることがPRとして最適ですよね。
どうやってPRするのが最適なのかを事実をもとに考えることをおすすめします。
店舗集客には新しいキャッシュポイントを作る方法もあり
店舗集客には新しいキャッシュポイントを作る方法もありますよね。
例えば、
- サブスクを導入する
- 定額お届け便サービスを展開する
- レシピ動画を作って公開する
- なにかしたらイベントを開催する
- 自己流のオリジナル調理器具を開発する
などなど、やろうと思えばできることってありますよね。
新しくキャッシュポイントを作ることで、アップセルやクロスセルなどができる可能性があります。
そうすることで、今ままで1日で20組集客しなければいけないのが、10組の集客で20組分の売上を作ることができるかもしれません。
新しいキャッシュポイントを作るのが今後の店舗にとって必要な施策になる可能性が高いでしょう。
新規のお客様を店舗へ集客させたら次を考えよう
最後に来店してくれたお客様が再来店するためにどうすればいいのか?考えましょう。
どうやったらリピーターになってくれるのか?すごく大事です。
どんなに不景気な時代でも生き残り続けているお店は、常連客が集うお店です。
- お店の雰囲気なのか?
- 次の来店につながる施策なのか?
- 来店したお客様を120%満足させるのか?
やるべきことは多数ありますよね。
やれることをできる限り書き出してリピーターに繋げる施策をしましょう。
まとめ
今回は店舗集客の方法について解説してきました。
簡単にまとめると店舗集客は
- SEO対策
- MEO対策
- SNS運用
- 広告運用
- オウンドメディア、個人ブログでのPR
- 食べログやぐるなびなどの専門サイトへの掲載
- その他TVメディアへの掲載
- クラウドファウンディング
- ビラ配り
- 近隣店舗などでのポスター掲載
- 店舗前の看板
の11の集客方法があります。
コロナウィルスの影響でなかなか、客足が伸びていないなかで売り上げを出さなければいけない状況に直面しています。
だからこそ、集客方法を駆使していく必要があります。
この危機的状況だからこそ、マーケティングノウハウを駆使して、少しでも多くのお客を獲得していきましょう。