「波に乗らないとアカン。」株式会社BEEM豊田社長が語る現在〜未来【前編】

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株式会社BEEMは、SNS総フォロワー70万人を超えるSNSマーケティング会社として有名。2020年のコロナ禍の中、会社を創業。当初はInstagramマーケティングを中心とした事業展開を行っていたが、TikTokが日本に上陸し、一気に事業転換。自社でTikTok運用を行い総フォロワー70万人まで成長。自社アカウントでユーザー行動を研究、実験を繰り返し、データを蓄積。現在では独自で研究を行ったTikTokデータを活用し、クライアントの顧客創造に貢献している。「おもしろさを定義する」をコンセプトに再現性のあるバズコンテンツを生み出すデータマーケティングカンパニー。

豊田社長はSNSマーケティング会社を経営しており、TikTokで有名なビジネスインフルエンサーです。

豊田社長といえば、社長なのにふざけたり、社員からいじられたりなどのよくある「ビジネスコント」のトレンドを作った方です。

SNS−BUZZの初めての試みとなるインタビュー記事です。SNS業界で活躍するリーダーたちにインタビューを行い、SNS業界のリアルを聞いてみたいと思います。

SNS-BUZZ編集部

お時間いただき、ありがとうございます。TikTokでよく見るオフィスですね!

豊田社長

こちらこそ、ありがとうございます。そうです、ここでよく撮影していますね。
1階とか屋上とか、このオフィス施設をフルに使って撮影してます。w

SNS-BUZZ編集部

今回、聞きたいテーマとして「SNSマーケティング業界で活躍するリーダー」というテーマで株式会社BEEMの豊田社長にいろいろ伺っていきたいと思います。
よろしくお願いします!

豊田社長

僕、NGなしなんで!ガンガン聞いちゃってください。よろしくお願いいたします!

目次

株式会社BEEMの創業のきっかけを教えていただけますか?

豊田社長

はい、実はBEEMは、今でこそTikTokで有名になっていますが、最初はInstagramのビジネスからスタートしました。

SNS-BUZZ編集部

そうなんですね!Instagramのビジネスってどういうものだったんですか?

豊田社長

Instagramの運用代行です!Instagramの投稿や企画を考えたり、アカウントのターゲットを分析して、運用を代行するビジネスです。

前職がInstagramのマーケティングの会社というのもあって、その企画やアクセス改善などは得意分野でした。

Instagramアカウント分析は、現状のTikTokと共通する部分が大きくあって、今のTikTok運用にすごく役立っています。

現在はTikTok運用をメインにしていると思うのですが、TikTokの市場は狙っていたのですか?

豊田社長

TikTokの市場は、めちゃくちゃ狙っていましたw

海外でのTikTok市場が伸びていることは知っていましたし、僕自身もTikTokのヘビーユーザーだったので、チャンスで溢れているなと。

どのジャンルで投稿をしていこうかとその当時の市場を分析する中で、ビジネス×エンタメで勝負しているアカウントが無かったので今のスタイルになりました。

SNS-BUZZ編集部

たしかに、ビジネス×エンタメはあまりなかったかもですね!法人のアカウントでやろうって思ったのは、なんでなんですか?

豊田社長

これは自分の中でも大きなチャレンジだったんです。

個人にインフルエンス力をつけてビジネス展開するのが主流の中、会社にインフルエンス力をつける例があまり無かったので、当然リスクも大きいですが逆転の発想でいこうと思いました!

自社でのTikTokのアカウントデータ分析をして、これなら行けるな。と思ったのも事実としてあります!

データ分析して導き出した結果が、あのふざけた動画だったってことですか?

豊田社長

その通りですwどうせやるなら真剣にふざけてやろうと思ってあのコンテンツにたどり着きました!

当時は立ち上げたばかりということもあって、認知獲得と人材獲得を目的としてどのように会社を認知してもらえるか、

その為にどのようなコンテンツが響くのか常に考えていました。

結果として狙っていた「認知」は取れたのでしょうか?

豊田社長

「認知」は、かなり取れましたね!

コンテンツ数:421個
累計再生回数:375,981,816回
累計エンゲージメント:15,347,954
フォロワー獲得数:479,000人

豊田社長

ここまで行きましたし、外を歩いていると声をかけられる機会がすごく増えたので施策としては大成功です!

その認知は、会社の売上にもつながるのでしょうか?若い層の認知をとっても、売上につながらないと思うのですが。

豊田社長

売上的には、直接はつながらないですね。ただ自社のTikTokアカウントを育てることは大きく4つのメリットがあるかなと思っています。

・認知の獲得
・サービスの問い合わせ増加

・社風を理解した人材の獲得
・社内コミュニケーションの円滑化


です。

豊田社長

1つ目の認知の獲得に関しては、私たちのようなベンチャー企業は、新規の顧客開拓や、優秀な人材獲得が難しい傾向にあります。

そんな中、TikTokを活用することで認知の獲得に繋がり、まずは知っていただくことで様々な効果が期待できます。


そして、SEO的な目線で見ても「指名検索」で株式会社BEEMと検索してもらえる機会が増えます。実際にTikTokを始めてから、自社の検索ボリュームがめちゃくちゃ増えました。

現在は、TikTokの開始前と比べて10倍くらいの検索回数があります。

一時期、月間600,000回も検索されていて、様々なお問い合わせに繋がりました。

スクロールできます
TikTok開始前TikTok開始後大バズリ中
検索回数(月間)4104,500600,500
豊田社長

2つ目は、サービスの問い合わせの増加です。

認知の獲得に成功したことで、弊社の主力サービスであるTikTok運用代行の問い合わせが大幅に増加しました。

自社での実績も、皆様に見ていただける形で結果を残していましたので、問い合わせから契約締結に繋がることが多く、大きく売上を伸ばすことができました。

自社でTikTokを活用しなければ、他社との差別化も難しく、ここまで売上を伸ばすこともできなかったと思います。

豊田社長

3つ目の社風を理解した人材の獲得についてです。

弊社のメンバーは8割以上がSNSからの採用になります。

もちろんそれぞれの採用戦略によって、メリットデメリットはありますが、SNS採用が主流の弊社では、採用コストの大幅カットを実現しました。

豊田社長

4つ目は、社風を理解した人材獲得になります。

TikTokで会社の雰囲気を動画で見ていただくことで、社風にあった人材の獲得が可能になり、離職率も下げることができたと思います。

離職する理由の多くは、
「思っていた会社と違った」というカルチャーフィットの部分です。

TikTokで会社の雰囲気が分かれば、離職率低下にも直接的につながるのです!

採用は会社経営においての一生の課題だと思っていますので、上手くSNSを活用していくことは、これからの時代、重要な戦略だと感じます!

SNS-BUZZ編集部

なるほどですね!こんなにもTikTokがビジネスに影響するんですね!ありがとうございます。

前編の記事はここまでになります。

後編の記事はこちらから読んでみてください。(Twitterで炎上した件にも触れています。)

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