TikTok広告の出し方を10STEPでわかりやすく解説!注意点も紹介

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日常生活におけるSNSというだけでなく、企業の広告媒体としても活用可能なTikTok。TikTokの広告機能は、ショート動画で商品やサービスを宣伝できるため、テキストや画像のみで訴求する通常のWeb広告よりも多くの情報量を伝えることができます。

また、音声付きでユーザーの視覚や聴覚にもアプローチすることが可能です。

ただ、TikTokを活用したことはあるものの、どのように広告を出航すれば良いかわからない人は多いですよね。

TikTokで広告を出稿するには専用の管理ツールを活用していく必要があり、事前の準備や入稿にあたってポイントを押さえておくことが重要です。そこで、今回はTikTok広告の出し方を、10のステップ形式でわかりやすく解説します。TikTok広告を出す際の注意点や出稿に必要なものも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

TikTok広告は個人でも法人でも出稿可能

TikTokは、ショート動画で簡潔に情報を伝えられる点にあり、広告としても最後まで視聴されやすい特徴があります。このようなTikTok広告を出稿するためにはビジネスアカウントが必要となりますが、企業だけでなく個人事業主や個人としても出稿することが可能です。

全世界で総ダウンロード数として15億人を超えるTikTokは、日本だけでなく世界に向けてアピールすることができます。当然ながら広告出稿には費用が発生しますが、このような特徴や背景から、個人であってもブランディングや売上増加を狙ってTikTok広告を展開するケースも少なくありません。

TikTokで広告を出す前におさえておきたい5つのポイント

ここからは、次のトピック別にTikTokで広告を出す前におさえておきたいポイントを、5つにまとめて紹介します。

TikTokで広告を出す前におさえておきたい5つのポイント
  • 広告の出稿には企業(法人)名の登録が必要
  • 種類ごとに広告の出稿費用が異なる
  • 出稿には広告用アカウントの作成が不可欠
  • 広告出稿できない業種もある
  • 出稿前に広告内容の審査がある

広告の出稿には企業(法人)名の登録が必要

TikTok広告は、先ほどもふれたように個人であってもビジネスアカウントがあれば出稿することが可能です。

ただ、このアカウントを作成する上で、企業(法人)名の登録が必要になります。そのため、会社名および住所、会社またはサービスの URLは事前に準備しておく必要があります。その他、広告からのランディングページやアプリ用のストアページがある場合には、そのURLも用意しておくと効果的です。

また、TikTok広告の出稿にあたり広告費を支払う必要があります。広告費の支払い方法は、手動入金による前払いと自動入金による後払いを選択することが可能です。

  • 手動入金(前払い):クレジットカード/デビットカード/PayPal/LINE Pay から選択
  • 自動入金(後払い):クレジットカード/デビットカードから選択

手動入金の場合には任意の費用をデポジットとして支払うことで広告運用することができます。ただ、広告消化によって予算が無くなれば、広告自体表示されなくなるため注意が必要です。

一方で自動入金の場合には広告消化した金額が自動で引き落とされる形となります。この場合も予算の上限を設定しておかなければ、一度に多くのコストが発生してしまう可能性があるため注意が必要です。

種類ごとに広告の出稿費用が異なる

TikTok広告と一口に言ってもその種類は幅広く、出稿するメニューによって広告費も変わってきます。主なTikTok広告のメニューについては以下となります。

広告メニュー費用相場/月
1.起動画面広告50~100万円
2.インフィード広告30万~50万円
3.運用型広告インプレッション課金:100~500円
クリック課金:30~100円
再生課金:50~100円
4.ハッシュタグチャレンジ1000万円/回

起動画面広告は、TikTokのアプリをユーザーが起動した際に表示させる広告です。1日に1枠しか広告出稿することができないため、多くのリーチを稼ぐことが期待できますが、一方で出稿費用が高くなる傾向にあります。期間指定による契約体系で、費用相場としては50万円から100万円程度/月となります。

インフィード広告は、TikTokのおすすめ投稿の中に表示させる広告です。広告のインプレッションやクリック、再生回数などに応じて費用が発生します。クリエイティブなどによっても異なりますが、通常30万円から50万円/月が相場となります。

運用型広告は、一般ユーザーが投稿するTikTok動画の中に紛れて表示させる広告です。インフィード広告と同じく広告のインプレッションやクリック、再生回数などに応じて費用が発生します。効果を見ながらカスタマイズして運用することができます。

費用相場としては、インプレッション課金であれば1,000件ごとに100円から500円程度、クリック課金は1クリックごとに30円から100円程度、再生課金型は1再生ごとに50円から100円程度となります。

ハッシュタグチャレンジは、ベーシックやスタンダード、プラス、バトルなど様々なカテゴリが設けられていますが、いずれも1回あたり1000万円以上の費用が必要になります。

出稿には広告用アカウントの作成が不可欠

TikTok広告の出稿には、TikTok for Businessという専用の広告管理ツールを活用する必要があります。従来であればTikTok広告の出稿には専門の広告代理店に依頼しなければなりませんでした。ただ、2020年6月25日にこの「TikTok for Business」がリリースされ、アカウントを作成すれば誰でも広告出稿できるようになりました。

ただ、TikTok for Businessを活用するためには自社のアカウントを作成する必要があり、アカウント作成にはTikTok側でも審査が入るため注意が必要です。

広告出稿できない業種もある

個人でも広告出稿できるTikTok広告であっても、出稿できない業種も存在します。以下の業種はTikTokのブランドコンテンツポリシーにて出稿が禁止されています。

  • ギャンブル
  • 風俗
  • アルコール、タバコ
  • ライブ配信アプリ
  • SNSアプリ
  • 出会い系
  • 動画撮影アプリ
  • アダルト関連の出版物
  • 医療機構(整形外科など)
  • サプリメント
  • ゲーム
  • 金融
  • 音楽関連のアプリなどを宣伝するコンテンツ

TikTok広告に出稿できない業種には、主に年齢制限があるものや使用が法律で禁止されているもの、公序良俗に関わるものなどが対象となります。

出稿前に広告内容の審査がある

また、先ほどふれた業種以外であっても、TikTok広告では出稿前の審査によって掲載できない場合もあります。TikTok広告では、広告クリエイティブや内容に関してもポリシーを設定しており、事前審査によって判別しています。

例えば、広告クリエイティブの品質をはじめ、配信できないコンテンツやユーザビリティの低いページ、動画の長さや音声の有無なども審査対象となります。

特に、ショート動画共有プラットフォームのTikTokでは、動画クリエイティブに対する審査が厳しい傾向にあります。例えば、動画広告の時間は5秒以上60秒以内に抑えなければならなかったり、鮮明な音声を含み、静止画はNGといった制約があります。

このような点を考慮しておかなければ審査が通らず、広告出稿できない可能性が高まるため注意が必要です。

【10STEP】TikTok広告の出し方

続いて、TikTok広告の出し方について、10のSTEPごとに紹介していきます。

TikTok広告の出し方は、細かな準備や設定が必要となりますが、基本的な操作は比較的簡単なため初心者でも安心して実施することが可能です。

STEP
「TikTok for Business」に登録する
STEP
「広告用アカウント」を作成する
STEP

広告の「作成方法」を設定する
STEP
広告出稿の「目的」を決める
STEP
広告を届ける「想定ユーザー」を決める
STEP
広告の「出稿予算」を設定する
STEP
広告の「配信期間」を決める
STEP
広告の「ピクセル」「イベント」を設定する
STEP
広告の「クリエイティブ」を設定する
STEP
広告審査を受ける

STEP1:「TikTok for Business」に登録する

まず、TikTok for Businessに登録していきます。具体的な手順は以下の通りです。

  1. TikTok for Businessのページにアクセス
  2. TikTokアカウントもとに「TikTokでサインアップ」をクリック

なお、TikTokアカウントを持っていない場合には、メールアドレスとパスワードを入力後、プライバシーポリシーを確認した上で「登録ボタン」をクリックします。その後、メールアドレス宛に承認コードが届くため、そのコードを入力してTikTokアカウントを作成します。

STEP2:「広告用アカウント」を作成する

続いて、次の手順で広告用アカウントを作成していきます。

  1. 「国/地域」「会社名」「電話番号」を入力
  2. 入力した「国/地域」に該当する「タイムゾーン」と「アカウントの通貨」を選択
  3. 「業界」を選択し、ドロップメニューの中から自社に関連する業界を選択
  4. 「登録」をクリック
  5. 請求情報の設定にて「自動決済(後払い)」と「手動決済(前払い)」のどちらかを選択
  6. 「広告マネージャーを開く」をクリック

STEP3:広告の「作成方法」を設定する

次に、広告の「作成方法」を設定していきます。

ここでは「簡易モード」と「カスタムモード」を選択することができます。簡易モードでは、TikTok広告の運用が初めての方であっても簡単に広告出稿できる仕様です。これに対してカスタムモードでは、自社の要望やニーズに応じて広告の目的を詳細に設定することでき、効果計測なども細かく見ることが可能です。

複数のアカウントを一元管理するような広告代理店であれば、カスタムモードの方が効率的に運用することができますが、自社の広告・プロモーションとして運用していく場合であれば、簡易モードでも十分活用することができます。

なお、以降のSTEPでは簡易モードとしても手順を紹介していきます。

STEP4:広告出稿の「目標」を決める

続いて、広告出稿の「目標」を設定していきます。

TikTok広告の目標には以下の4つが用意されており、その中から自社に合った目標を決めていきます。

1.トラフィック自社のホームページやランディングページに多くのユーザーを呼び込むことを目標とした広告
2.コミュニティインタラクションTikTokをはじめとするSNSアカウントのフォロワー数やプロフィール訪問数を増やすことを目標とした広告
3.リード作成自社の商材やサービスにおける問合せを増やすことを目標とした広告4.
4.ウェブサイトのコンバージョン数商材の購入やサービスの申し込みなど、ユーザーにコンバージョンとなるアクションを促すことを目標とした広告

いずれかを選択し、「続行」をクリックします。

STEP5:広告を届ける「想定ユーザー」を決める

次に、広告を届ける想定ユーザーを設定していきます。

TikTok広告では、細かくターゲティングを指定して配信することで、広告効果を高めることができます。このターゲティングはオーディエンスタイプと呼ばれ、「カスタムオーディエンス」と「自動オーディエンス」の2つから選択することが可能です。

社内であらかじめ訴求すべきターゲットが明確化できている場合には、カスタムオーディエンスにて指定していきます。カスタムオーディエンスを選択すると、ドロップメニューにて「デモグラフィック」と「興味&行動ターゲティング」が表示され、性別や年齢といったユーザー属性や、興味関心ジャンルを指定することができます。

一方で「自動オーディエンス」であれば、TikTok広告側で広告出稿後の傾向に応じて自動で最適化してもらうことが可能です。

この選択は後で変更することも可能なため、初めてTikTok広告を出稿する際には自動オーディエンスで傾向を見ることも効果的です。

STEP6:広告の「出稿予算」を設定する

続いて、広告の出稿予算を設定していきます。

TikTok広告の出稿予算は、STEP4で設定した広告の目標に対して「広告1日当たりの予算」を設定する方法と、「キャンペーン全体の予算」から設定する方法から選択することが可能です。この2つは、キャンペーン全体の予算の方が優先されます。

例えば、広告1日当たりの予算を1万円に設定していた場合、月の予算は30万円程度となりますが、目標を複数設定していたり、キャンペーン全体の予算が30万円未満で設定していた場合には、キャンペーン全体の予算が優先され、想定よりも少ない露出で終わる場合もあるため注意が必要です。

STEP7:広告の「配信期間」を決める

出稿予算とあわせ広告の配信期間も設定していきます。

配信期間は開始日と終了日を時間単位で設定することが可能です。一時的なキャンペーンなどの訴求においても効果的に活用することができます。なお、終了日が特にない場合には「現在以降」を選択することでTikTok広告を出し続けることも可能です。

配信期間を選択した後、「続行」ボタンをクリックすることでTikTok for Businessのアカウント手続きが完了します。その後、TikTok広告側でもアカウント審査が入り、数時間から1日程度で承認メールが届きます。

その後の流れについては以下の手順となります。

  1. TikTok広告からの審査完了メールを確認
  2. 「お支払方法を設定する」をクリックし、TikTok for Businessにログイン
  3. 「お支払方法を追加」をクリック
  4. クレジットカードやデビットカードから指定の方法を選択し「送信」をクリック
  5. ポップアップ画面に沿って必要な情報を入力

これで初期設定が完了します。

なお、クレジットカードまたはデビットカードを選択時には、カード認証のために1,000円が引き落とされますが、1から15営業日以内に返金されます。

STEP8:広告の「ピクセル」「イベント」を設定する

続いて、広告のピクセルとイベントを設定していきます。

ピクセルとは、TikTok広告の効果測定を行うためのタグを表し、イベントはTikTok広告経由でユーザーが行うアクションを意味します。このイベントには「広告のタップ」や「ウェブサイトの閲覧」などが該当します。

具体的な手順は以下となります。

ピクセルの設定手順1.広告マネージャー上部のグローバルナビゲーションから「アセット」を選択
2.ドロップメニューから「イベント」を選択
3.「アプリイベント」か「ウェブイベント」からどちらかを選択
4.ポップアップ画面にて「ウェブイベントを設定」にある「ピクセル名」に任意の名前を入力
※基本的にTikTok広告では、ピクセル名をウェブサイトやドメイン名にすることを推奨しています。
5.「連携方法」にて「TikTok Pixel」を選択し「次へ」をクリック
※サーバーから直接連携する場合には、「イベントAPI」を選択します。
6.「TikTok Pixelウェブイベントを設定する」にて「インストールタイプ」の「手動でピクセルコードを実装」を選択し、「次へ」をクリック
※Google タグマネージャーなどのツールを使用する場合には「パートナープラットフォームを介して自動で実装」を選択します。
7.「<head> “TikTokピクセルコード” </head>」のようなピクセルコードが発行されるため、対象となるウェブサイトのヘッダーの間に設定していきます。
イベントの設定手順1.「イベントを作成してアクションをトラック」から「URLイベント」か「クリックイベント」を選択
2.「+URLキーワード」もしくは「+ウェブ要素を追加」をクリック
3.「イベント名」をクリック後、表示される候補の中から対象のイベント名を選択
4.「誘導先URL」や「ウェブ要素」を入力
5.「セットアップを完了」ボタンをクリック

これでピクセルとイベントの設定が完了します。

STEP9:広告の「クリエイティブ」を設定する

最後に、広告のクリエイティブを設定していきます。

  1. 広告マネージャーの「アセット」から「クリエイティブツール」を選択
  2. 「ビデオエディター」か「動画テンプレート」を選択(既に広告として使用したい動画がある場合には「ビデオエディター」を、テンプレートをもとに作成したい場合は「動画テンプレート」を選択します。)
  3. エディター上で広告動画を作成(動画素材が無かった場合は「概要」>クリエイティブツール>「さらに表示」から「動画を生成」をクリックすることで、AIによる動画の自動生成を行うことも可能)
  4. 「保存」をクリック

これで広告クリエイティブが完成します。

STEP10:広告審査を受ける

作成した広告をTikTok広告に出稿していくためには、広告審査を受ける必要があります。対象の広告クリエイティブを選択し、「公開」ボタンをクリックすることで、自動で審査が始まります。

この審査には1日程度で完了し、審査通過後に広告が公開されます。

TikTokで広告を出す際の注意点

ここからは、TikTokで広告を出す際の注意点を、2つにまとめて紹介します。

TikTokで広告を出す際の注意点
  • 配信後に広告内容の修正はできない
  • 申請後に広告出稿は取り消せない

TikTok広告は、先ほどの10のSTEPを参考に実施することで簡単に出稿することができますが、いくつかおさえておくべきポイントも存在します。これから広告出稿を検討している場合には、上記の点はあらかじめ考慮しておくと効果的です。

配信後に広告内容の修正はできない

TikTok広告では、一度出稿・配信した広告クリエイティブを途中で修正することができません。仮に広告出稿後に誤植や不具合が発生した場合には、そのまま配信され続けてしまうため注意が必要です。

この修正には、リンク先の設置ミスや金額の誤り、商品名の誤字なども含まれます。そのため、万が一ミスが拡散されてしまうと、無駄なコストだけでなく炎上や信用問題にまで発展する可能性も起こり得ます。

このようなミスを防ぐためにも、広告出稿前にクリエイティブ内容やリンク先設定など十分に確認しておくと効果的です。

申請後に広告出稿は取り消せない

また、TikTok広告は申請後の広告出稿の取り消しを行うこともできません。基本的にTikTok広告では、申請後に先着順で広告が割り当てられ、この割り当てが一度実施されると一切キャンセルすることができなくなります。

例えば、キャンペーンを想定してTikTok広告を申請したものの、キャンペーン自体が一旦ペンディングとなるケースは多々あります。

このような場合であっても、一度申請したらキャンセルできず出稿されてしまうため、広告運用時にはスケジュール管理にも注意しておく必要があります。

まとめ

若年層を中心に人気が高く、詳細なターゲットに対して動画クリエイティブで訴求できるTikTok広告は、多くの企業が導入・活用し出しています。目的に応じて様々な広告メニューが用意されているため、ターゲットをふまえ実施することで認知度拡大やコンバージョン獲得といった効果も期待できます。

とはいえ、適切に広告出稿を行わなければ、間違った訴求や無駄なコストで終わる可能性も起こり得ます。

今回紹介した内容も参考に、TikTok広告の出し方のコツをおさえ、効果的な広告運用につなげていきましょう。

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