「個人アカウントからでもSNSの集客ってできるの?」
「SNSから集客できればいいけど、何から始めればいいのかわからない…」
SNSを使って集客したいと思ってはいるものの、何から始めればいいのかわからない人は多くいますよね。また、本当に集客できるか不安な人もいるはず。
そこで、今回は個人アカウントでSNSから集客する5つのポイントを、おすすめのSNS媒体も交えて紹介します。
この記事を読めば、個人アカウントから集客するイメージが明確になりますよ。
なお、次の記事ではSNSから集客する方法を、実際に見込める集客効果も交え詳しく解説しているので良ければ参考にしてください。
個人アカウントからでもSNS集客は可能
次の理由から、SNS集客は個人アカウントでも可能といえます。
- SNS利用者が増加しているから
- 情報収集を目的にSNSを利用している人が増えているから
以下の画像からも分かる通り、SNS利用者は2021年末で8.149万人にも及び、年々増加しています。
利用者数が多ければ、ユーザーの数だけ見込み客を獲得できる可能性があるため、個人アカウントでも十分に集客可能です。
加えて、情報収集を目的にSNSを利用する人が増えていることも、SNSを使った集客効果を促進させています。
これまで、SNSは知人の近況を知る目的で活用されていました。
しかし、最近では上画像のように、情報収集を目的にSNSを活用している人達が多いです。
つまり情報収集を目的にSNSを活用するようになったことで、情報が届くのを待つのではなく、ユーザーが自主的に興味があるものをSNS上から探し出すようになりました。
そのため、現状では認知度が低い個人アカウントであっても、ユーザーから見つけてもらいやすくなったため、集客効果が期待できるといえるのです。
SNSの個人アカウントで集客をする3つのメリット
個人アカウントからでもSNS集客ができるとわかったところで、ここからは個人アカウントで集客する下記3つのメリットを解説します。
それぞれ詳しく解説していきます。
集客費用がかからない
集客費用がかからない点は、SNSで集客をするメリットの1つです。
従来のテレビや雑誌を使った集客方法では、広告費として200万円以上もの資金がかかっていました。
しかし、SNSは基本無料で利用できるため、集客費用がかかりません。
仮に、SNSで広告を出す場合でも、月額2万~3万円程の金額で始められます。
集客費用がかからないだけでも、費用面の大幅なコスト削減となりますよ。
これからビジネスを始めようとしている人は、費用に余裕があるわけではないでしょうから、コスト削減は助かりますよね。
情報の拡散効果が期待できる
SNS集客では、情報の拡散効果が期待できるのもメリットと言えます。
なぜなら、SNSは自分が発信した情報を拡散させるのにとても優れた媒体だからです。
先述したようにSNS利用者が多いのも、SNSが拡散に優れている要因の1つとなります。
加えて、SNSには情報を共有する機能が付いているため、拡散力がより強くなっているんです。
例えば、Twitterでは『リツイート』、Facebookでは『シェア』が情報を他者と共有する機能です。
SNSが発達する以前の情報発信は、自分のホームページ上にて行うことが多かったです。
しかし、ホームページでは閲覧数が多くない限りユーザーには届きませんでした。
また、ホームページを見ていない人には、口コミでない限り認知されることもなかったです。
SNSでは、自身が発信した情報をユーザーに通知として届けられる上に、ボタン1つで情報を他者と共有してもらえる可能性まであります。
これにより、新商品やイベント・キャンペーンなどの情報をより多くのユーザーへと届けることが可能となりました。
顧客の獲得・リピートに繋げやすい
SNS集客では、顧客を獲得した上でリピートにも繋げやすいのがメリットとなります。
SNSにはフォロー機能が付いているため、ユーザーがフォロワーになれば、見込み客に対して情報を発信し続けることが可能です。
継続的に情報を得たユーザーは、興味関心を抱き、購買行動へと繋がる可能性がありますよ。
事実、下画像のようにSNSの情報がキッカケで商品購入に至っている人たちは多いです。
また、いいねやコメント機能によりユーザーからの共感を得やすくなっているため、ユーザーのファン化を促進しています。
ファンを獲得できれば、リピーターにもなってくれる上に、気に入った商品やサービスを他者に共有・拡散もしてくれますよ。
SNSの個人アカウントで集客する3つのデメリット
ここまで、SNSの個人アカウントで集客をするメリットを解説してきましたが、もちろん個人アカウントで集客するにはデメリットもありますよ。
そこで、SNSの個人アカウントで集客する以下3つのデメリットを解説します。
それぞれ詳しく解説していきます。
運用コストがかかる
運用コストがかかる点は、SNS集客のデメリットです。
日々、SNS上ではリアルタイムで情報の更新が行われています。
たくさんのユーザーが情報を発信する中でユーザーから認知してもらうためには、定期的に情報を発信し続け、ユーザーの目に留まる必要があるんです。
そのため、1日1回ペースで投稿する必要があるので、コストがかかってきます。
また、顧客を獲得していくためにはコメントに返信したり、いいねを返すなどしてユーザーとコミュニケーションを取る必要もありますよ。
以上のことから、SNSの運用に相応の時間と労力が必要となる点はデメリットと言えます。
炎上するリスクもある
SNS運用には、炎上してしまうリスクがある点もデメリットの1つです。
こちらが意図していない些細な発言でも、ユーザーが不適切だと判断すれば、たちまち炎上してしまうことがあります。
1度炎上してしまうと、これまで苦労して獲得してきた見込み客が一気に離れてしまう恐れもありますよ。
さらに、マイナスな情報というのは第3者の人達からも興味関心を引きやすいんです。
そのため、ニュースなどに取り上げられ、より多くの人達へと拡散してしまうことがあります。
すると、これまであなたを認知していなかった人達からの印象も悪くなり、企業イメージが大きく損なわれてしまいますよ。
失った信頼とイメージを回復するにはこれまで以上の労力と時間を有するため、非常に困難です。
すべての見込み客は狙いづらい
すべての見込み客が狙いづらいのも、SNSを使った集客のデメリットとなります。
もちろん、SNSユーザーの中にはInstagramは使っているがTwitterは使っていないという人もいますよね。
すると、仮にTwitterを使って集客していた場合、上記のようなユーザーは見込み客から漏れてしまいます。
そのため、1つの媒体ですべての見込み客を狙うのは難しいです。
ターゲットの幅を広げるためには、複数の媒体を活用するなどして、可能な限り見込み客の漏れを少なくすると良いですよ。
【媒体別】集客に使えるSNSの特徴
SNSは媒体ごとに特徴や強みが異なります。そのため、集客を成功させるにはあなたに最適なSNS選びが不可欠です。
そこで、ここからは集客に使える下記4つのSNSを特徴も交えて紹介します。
Instagramには、次のような特徴があります。
- 視覚的なアプローチが得意
- 若年層を中心に流行っている
Instagramは、写真や動画がメインなため実際のモノやサービスを見せる、視覚的なアプローチが得意です。
そのため、自社サービスの世界観を伝えたり、ブランディングがしやすいです。
また、『インスタ映え』と呼ばれる、おしゃれなカフェや食べ物の写真・動画の投稿が若年層を中心に流行っています。
一度、若年層の人たちに気に入られると、一気に拡散してもらえる可能性がありますよ。
インスタ集客を個人で成功させるコツついて具体的に知りたい方は、以下の記事にて解説していますので合わせてご覧ください。
Twitterには、次のような特徴があります。
- 拡散力に優れている
- リアルタイムの情報発信に適している
Twitterは拡散力に優れたSNSです。
『リツイート』と呼ばれる、気に入った情報を他者と共有する機能が付いており、リツイートされた記事をさらにリツイートすることが可能となっています。
これにより、自身をフォローしてくれているユーザーだけでなく、ユーザーからユーザーへどんどん情報が広がっていき、爆発的に拡散することもありますよ。
また、『トレンド』と呼ばれるリアルタイムの情報を入手しやすい機能もあります。
そのため、イベントの告知や新商品の発売日発表などタイムリーな情報を発信するのにも優れていますよ。
話題の投稿は、トレンドキーワードとしてTwitterに選出されて注目を集めるため、拡散力を後押ししています。
Facebookには、次のような特徴があります。
- 信頼性が高い
- メインユーザーの年齢層が高い
Facebookは、他のSNSと比較して信頼性が高くなっています。
他のSNSと違い、実名で登録する必要があり、年齢や居住地などの入力情報にも正確性が求められるからです。
また、下画像のようにメインの利用者が30代~40代と年齢層が高いです。
信頼性の高さと利用者の年齢層が高いことから、ビジネス用途として利用している人も多くいます。
さらに、企業アカウントとして企業名や商品名でアカウントを作成することもできるんです。
そのため、対ユーザーに対してだけでなく、対企業に対しても力を発揮しますよ。
LINE
LINEには、次のような特徴があります。
- 若年層から高齢者層まで利用率が高い
- 顧客育成に適している
LINEは、他SNSと比べて最多の利用者数を誇っており、2022年時点で9,200万人ものユーザーが利用しているSNSです。(※1)
また、下画像の通り、若年層から高齢者層に至るまで利用率が高くなっています。
そのため、ターゲットに合わせてアプローチができますよ。
LINEは、メッセージアプリとしての側面が大きく、アカウントを登録している個人に向けて直接情報発信しやすいです。
これにより、各ユーザーに適した内容でアプローチできるため、顧客育成に適しています。
ユーザーの状況に合わせたクーポンやイベント情報を告知するなどして、定期的に利用してもらう工夫ができますよ。
個人アカウントでSNS集客を始める前にやるべき3つの準備
考えなしにSNSを使って集客を始めても、良い結果を出すのは困難です。
何事にも、事前の準備が重要となります。
そこで、ここからは個人アカウントでSNS集客を始める前にやるべき下記3つの準備事項を解説します。
それぞれ詳しく解説していきますね。
目的とターゲット層の明確化
まず、目的とターゲット層を明確にしましょう。
目的とターゲット層によって、活用するSNS媒体が変わってくるからです。
ここでいう目的とは「月に〇〇万円の売り上げを作る」といった最終的に集客でもたらしたい結果を指します。
また、ターゲット層を明確にするには、ペルソナを設定する必要があります。
ペルソナとは、商品やサービスを提供する架空の人物像のことです。
ペルソナで設定するべき項目は以下の7つです。
- 性別
- 年齢
- 職業
- 住所と職場
- 趣味
- 悩み
- 欲求
上記の項目を設定することによって、よりリアルにユーザーのことを考えられるため、集客したいターゲット層が明確になりますよ。
ターゲットにあうSNSを選択する
目的とターゲット層が明確にできたら、ターゲットに適したSNSを選択してください。
前章にて解説しているように、SNSにはそれぞれ特徴があります。
そのため、ターゲットにマッチしたSNSを使うことによって、費用対効果の高い結果を生むことができます。
例えば、若い女性をターゲットにして化粧品を売り込みたいと考えているなら、活用するSNSはInstagramが良いですよ。
若い女性の利用者が多く、写真でメイク後のイメージを伝えることに適しているため、効果を発揮すると予想できるからです。
上記のように、ターゲットに適したSNSを選べば高い集客効果が期待できます。
ターゲットのニーズ・利用状況の調査
ターゲットのニーズや利用状況を事前に調査しておくことも重要です。
いくら適切なSNSを活用しても、ターゲットに刺さる内容でなければ集客はできないからです。
集客したいターゲットが何を求めているのか、何に興味があるかを事前に調査することで、ターゲットの興味関心を引く内容を投稿できますよ。
また、利用状況を調査することによって、投稿する最適な時間帯を見つけてください。
投稿しても見てもらえなければ意味がないので、SNSの利用頻度が高い時間帯を選んで投稿することにより、集客効果を拡大できますよ。
個人アカウントでSNS集客を成功させる3つのポイント
ただ漫然と投稿を続けていても、ユーザーには響かないため、高い集客効果は期待できません。
そのため、ここからは個人アカウントでSNS集客を成功させるための下記3つのポイントを解説します。
共感性の高い内容を発信する
それぞれ解説していきます。
SNSでは、ユーザーが共感するような内容を投稿しましょう。
共感を得るのは、ユーザーの購買行動を促す重要なキッカケだからです。
SNSが普及した現代において、ユーザーの購買行動を表す『ULSSAS』と呼ばれる言葉があります。
下記の順番で、ユーザーは行動していると言われているんです。
- U:UGC(認知)
- L:Like(いいね!)
- S:Search1(SNS検索)
- S:Search2(ネット検索)
- A:Action(購買)
- S:Spread(拡散)
共感とは、上記でいうところのLikeに当たります。
共感を得るためには、現在ターゲットが何に興味を抱いているのか、どんな投稿を閲覧しているのか調査し、投稿内容に取り入れて発信してください。
SNSでは、ユーザーから共感を得られた投稿には「いいね」が付くため、共感が得られているかの指標にすると良いですよ。
定期的に投稿する
SNS集客で結果を出すためには、定期的に投稿をする必要があります。
なぜなら、初めのうちはファンが少ないため、投稿してもユーザーに見てもらえにくいからです。
そのため1日1回ペースで投稿することにより、ユーザーが自分の投稿を見る習慣が作れ、閲覧数が向上します。
加えて、投稿時間を一定にすることで、集客効果をさらに高めることができるんです。
下記のデータから分かる通り、時間帯によってSNSの利用率は変動します。
濃い赤色である程ユーザーの利用率が高いことを意味していますので、Instagramを利用する場合は、17時~22時の間に投稿することで閲覧数が伸びると分かります。
以上のことから、投稿するペースと時間を一定にすることで、ユーザーの習慣化を促進させられ、高い集客効果が発揮されますよ。
ユーザーとの密なコミュニケーションを欠かさない
ただ投稿するだけではなく、ユーザー間とのコミュニケーションを取ってください。
コミュニケーションを取ることにより、ユーザーに親近感を抱かせ、信頼関係を構築できます。
ユーザーから届くコメントに返信したり、質問に応えることによって、ユーザーとの信頼関係が築け、新規顧客やリピーターの獲得に大きく貢献してくれますよ。
また、アンケートの実施やコメントからユーザーの声を拾うことによって、今後の運営に反映させることもできます。
ユーザーから届く生の声はとても貴重であり、集客を成功させるヒントが隠されていますよ。
個人でSNS集客に成功しているアカウント事例3選
ここからは、実際に個人でSNSを使って集客をしており、成功しているアカウントを紹介していきます。
実際の成功者から学ぶことは多くあるため、今後の運営の参考にしてください。
今回紹介するアカウントは以下の3つです。
それぞれ特徴も踏まえて紹介していきます。
まる(インスタ)
こちらは、暮らしを豊かにする商品紹介、アドバイスなどのお役立ち情報を投稿しているインスタアカウントです。
1つ1つの投稿には分かりやすくタイトルが付けられており、最初の画像を見ただけでどんな内容なのか、イメージが持てるように工夫されています。
また、写真の構図・デザインにも統一感を持たせているため、疲れずに見ていられるようになっていますよ。
紹介した商品は、楽天ショップを通じて購入することができるようになっています。
白水桃花(インスタ)
こちらは、フリーランスクリエイターとして活躍されている女性のインスタアカウントです。
女性に向けてアクセサリーやコスメの紹介をしています。
白を基調としたシンプルな写真で統一されており、商品の存在感が際立っていますね。
商品の紹介も丁寧で、ユーザーがイメージしやすいように工夫されています。
プロフィールでは、動画でより詳しく商品紹介をしている、自身のYouTubeチャンネルのリンクも貼っていました。
Beauty Salon ビープラス(LINE)
こちらは、個人エステ店のLINE公式アカウントです。
お店のキャンペーンや割引企画などの告知を行っています。
また、LINE内でお店の予約が行えたり、自動応答機能を利用してお客さんからよくある質問に対しての回答を事前に用意しておくことで、業務負担の軽減も行っています。
LINEの強みである顧客育成も行っていますよ。
個人の利用状況に合わせてクーポンを配信したり、ショップカード機能を利用するなどしてリピーター育成に務めています。
まとめ
今回は、個人で行うSNS集客について網羅的に解説しました。
SNSの個人アカウントで集客するのには、メリットとデメリット両方の側面がありますが、対応策を講じればリスクを軽減させることができますよ。
また、SNSにはそれぞれ特徴がありましたね。
これからSNSを使って集客をする際には、今回解説した内容をもとに自分に適したSNS媒体を選んで活用してください。
SNS集客を成功させるポイントは以下の3つです。
上記のポイントを取り入れて運営すれば、高い集客効果が期待できますよ。
この記事が、あなたのSNS集客をサポートできたら幸いです。