「TikTokのビジネスアカウントってなに?」
「ビジネスアカウントと個人アカウントは何が違うの?」
「本格的にTikTokを運用するなら、ビジネスアカウントにした方がいいのかな?」
2022年時点で世界の45億9,000万人が利用しているSNS。最近では、コミュニケーションツールとしてだけでなく、SNSを集客や販売といったビジネス目的で活用する動きも増しています。
なかでも、TikTokはショート動画が特徴的な人気SNSです。
そんなTikTokにビジネスアカウントがあることは知っているものの、実際に何ができるのか、個人アカウントとの違いがあいまいな人は多いですよね。
結論、集客や認知獲得の目的でTikTokを活用する際はビジネスアカウントでの運用がおすすめです。
今回は、TikTok運用にビジネスアカウントが適している理由をわかりやすく解説します。TikTokのビジネスアカウントの機能や個人アカウントとの違いについて解説します。ビジネスアカウントの機能や特徴、使い方なども紹介するので、ぜひ参考にしてください。
なお、1人でTikTokから認知や集客を獲得できるか不安な人は、BEEMの「TikTok運用サービス」をお試しください。
膨大なデータに裏付けされたバズりを生み出すノウハウをもとに、目的の実現に最適な運用プランを提案してもらえます。
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TikTokのビジネスアカウントとは
TikTokのビジネスアカウントとは、企業やブランド、マーケター、広告主がTikTokプラットフォームを効果的に活用するために提供されるアカウントです。
ビジネスアカウントを利用することで、マーケティング戦略の実行、広告キャンペーンの管理、ターゲットオーディエンスとのコミュニケーション、効果分析など、ビジネスに関連する機能やツールを活用することが可能になります。
なお、TikTokには「ビジネスアカウント」と「個人アカウント」の2種類があります。
個人アカウントは、一般ユーザーがTikTokを個人的な目的で利用するためのアカウントです。友人や家族とのコンテンツ共有、興味を持つクリエイターの動画を視聴する、自分自身がコンテンツを制作・投稿するなど、個人的な娯楽や交流を目的として使用されます。
個人アカウントとビジネスアカウントの大きな違いは、TikTokを利用する目的と使用できる機能面です。
TikTokで他人の動画見たり、日常を投稿する分には個人アカウントで十分ですが、集客やサービスのプロモーションなどを行いたい場合にはビジネスアカウントが適してます。
そのため、ユニクロやドミノ・ピザなどの企業はビジネスアカウントでTikTokアカウントを運営していますよ。
ちなみに、ビジネスアカウントは企業や店舗ではない個人でも簡単に取得することが可能です。
TikTok運用にビジネスアカウントが適している4つの理由
ここからは、TikTok運用にビジネスアカウントが適している理由を、4つにまとめて紹介します。
アカウントのカテゴリを設定できる
TikTokのビジネスアカウントでは、活動内容や投稿テーマに合ったカテゴリーを設定できます。
投稿していく内容に合っているカテゴリーを設定することで、選択したカテゴリーに興味のあるユーザーにコンテンツが表示されやすくなるのです。
例えば、ゲームソフトを販売する会社が「ゲーム」カテゴリを選択すると、ゲーム関連に関心のあるユーザーに表示されやすくなります。
そのため、特定の目的やターゲットに合わせて、適切なカテゴリを選択することで、より効果的なコンテンツ戦略を展開し、ビジネスの成果を向上させることができるでしょう。
なお、個人アカウントにはカテゴリーを設定する機能はないので、ターゲットを絞って効果的にアプローチしたい人にはビジネスアカウントがおすすめですよ。
以下はビジネスアカウントのカテゴリー一覧になります。
- 芸術・工芸
- 自動車・交通手段
- 赤ちゃん
- 美顔モード
- 衣類・アクセサリー
- 教育・研修
- エレクトロニクス
- ファイナンス・投資
- グルメ&ドリンク
- ゲーム
- 健康
- ホーム・家具・家電製品
- 機械・設備
- メディア・エンタメ
- 個人的な利用
- ペット
- 専門的なサービス
- 行政
- 不動産
- レストラン・バー
- ショッピング・小売
- ソフトウェア・アプリ
- スポーツ・フィットネス・アウトドア
- 旅行・観光
- その他
プロフィールに外部リンクが設置できる
TikTokのビジネスアカウントでは、プロフィールに外部リンクが設置できます。
個人アカウントの場合、プロフィールにWebサイトを貼る項目は表示されませんが、ビジネスアカウントに切り替えることでリンクを貼れる仕様に変わります。
プロフィールに外部リンクを設置するメリットは、公式Webサイトやオンラインストアへユーザーを誘導しやすくなる点です。
例えば、健康食品を紹介しているアカウントの場合、投稿を見た人が興味を持ったらプロフィールからオンラインストアに直接飛べるようになります。
TikTokでは投稿に外部リンクを貼ることは出来ないため、ビジネスアカウントに切り替えてプロフィールからWebサイトに誘導できるようにすれば、商品購入までの導線がスムーズになるのです。
投稿の結果を分析しやすい
TikTokのビジネスアカウントは、個人アカウントと比較すると投稿の結果を分析しやすい点に優れています。
個人アカウントでアカウント全体のインサイト分析は可能ですが、投稿別の細かい分析はビジネスアカウントの特徴的な機能です。
投稿の動画分析が可能になれば、パターン別で反応が良かった動画の内容や構成を洗い出すことができ、次の動画制作に活かせるようになります。
TikTok運用では動画の結果を振り返り、PDCAを回しながらより良い動画を制作していくことが重要なので、しっかり効果が出る動画を制作してきたい人はビジネスアカウントに切り替えましょう。
以下は投稿動画の分析項目です。
- 合計再生時間
- 合計視聴回数
- 平均視聴時間
- 動画をフル視聴した割合
- リーチした視聴者数
- 視聴者の所在地
クリエイティブガイドが利用できる
TikTokのビジネスアカウントでは、クリエイティブガイドが利用できます。
クリエイティブガイドには、動画制作の参考になる人気のアカウント・ハッシュタグ・音楽が一覧でまとめられています。
いきなり動画を制作しようと思っても、どんな動画にすればいいのか分からず立ち止まってしまう人も多いので、クリエイティブガイドに掲載されている人気の動画を参考にしましょう。
また、流行っているハッシュタグや音楽も同時に調べられるため、運用の初期はクリエイティブガイドを活用して参考となるアカウントをピックアップするのが効率的です。
カテゴリーでフィルターをかけられるので、投稿していきたい動画と同一のカテゴリーに絞って参考となるアカウント・ハッシュタグ・音楽を探すのがおすすめですよ。
TikTokビジネスアカウントの特徴的な機能3つ
ここからは、TikTokビジネスアカウントの特徴的な機能を、3つにまとめて紹介します。
分析機能
TikTokビジネスアカウントでは、豊富な分析機能が提供されています。これにより、投稿された動画の成果やフォロワーの動向を詳細に把握することができます。
投稿ごとの合計再生時間、動画をフル視聴した割合、平均視聴時間などのデータをリアルタイムで確認することができるので、データを元に改善がしやすいメリットがあります。
例えば、主婦におすすめのキッチン用品を紹介するアカウントで、2パターンの動画を投稿したとします。
パターンAは動画の最初に「買わなきゃ損する!超便利な多機能フライパン」と、視聴者の興味を引くような構成、パターンBは動画の最初に「こんなお悩みありませんか?」と視聴者の共感を得るような構成です。
現時点ではどっちがターゲットユーザーに刺さる動画なのかわかりませんが、投稿後の分析結果を活用することで、反応率が良かった動画を参考に次の動画を制作できますよね。
TikTokの動画はターゲットユーザー層やトレンドによって動画の反応率が変わるため、常に動画の分析をおこない最適でクオリティの高い動画を制作していくことが重要ですよ。
また、フォロワーの属性や興味関心などの情報も取得できるため、ターゲットオーディエンスを理解し、より効果的なコンテンツ戦略を立てることが可能です。
自動メッセージ機能
TikTokビジネスアカウントには、自動メッセージ機能が備わっています。
自動メッセージ機能とは、新しいフォロワーやコメントを受け取った際に、自動的にカスタムメッセージを送信する機能です。
この機能を活用することで、フォロワーとのコミュニケーションを強化し、感謝の気持ちを伝えたり、特別なオファーやプロモーションを通知することができます。
自動メッセージ機能を効果的に活用すれば、フォロワーとの関係構築やブランドのロイヤルティ向上、商品のプロモーションに繋げられます。
広告機能
TikTokビジネスアカウントに切り替えると、広告機能が使えるようになります。
TikTokの広告は他の投稿と同じ形式で自然と流れるため、広告らしさが無くユーザーに受け入れてもらいやすい特徴があります。
ターゲティングオプションが豊富で、興味関心、地理的な位置、デモグラフィックなどの要素に基づいて広告を配信できるため、特定のターゲットにアプローチしやすい点も魅力的ですね。
TikTokはエンタメコンテンツだけでなく、教育・商品レビュー・料理・ファッションまで、あらゆる情報を収集する場所に進化しつつあるため、広告を出稿することで、認知拡大や直接的な商品の購入も期待できるでしょう。
TikTokビジネスアカウントの作成方法6STEP
ここからは、Tiktokのビジネスアカウントを作成する方法を、6つのステップにまとめて紹介します。
ビジネスアカウントの作成は難しい操作が一切なく、1分程度で完了しますよ。
STEP1:アプリからアカウントにログイン
まずはTiktokのアプリからアカウントにログインしましょう。
STEP2:プロフィールをタップ
ログイン後、画面下部のメニューより「プロフィール」をタップします。
STEP3:設定とプライバシーをタップ
プロフィール画面で右上の「≡」をタップし、「設定とプライバシー」をタップします。
STEP4:アカウントをタップ
設定とプライバシー画面で「アカウント」をタップします。
STEP5:ビジネスアカウントに切り替えるをタップ
アカウント画面で「ビジネスアカウントに切り替える」をタップします。
STEP6:最適なカテゴリーを選択
ビジネスアカウント画面でカテゴリーを選択します。カテゴリーは投稿していく内容に合っているカテゴリーを選択してください。
以上の6STEPでビジネスアカウントの作成は完了となります。
TikTokビジネスアカウントの使い方
先程ビジネスアカウントの作成方法を紹介しましたが、ビジネスアカウントから個人アカウントに戻す方法やアカウント自体を削除する方法も紹介しておきますね。
個人アカウントへの切り替え方法
ビジネスアカウントから個人アカウントへ切り替える方法はとっても簡単です。
以下の手順で個人アカウントへ切り替えられます。
STEP1:プロフィールをタップ
STEP2:設定とプライバシーをタップ
STEP3:アカウントをタップ
STEP4:個人アカウントに切り替えるをタップ
以上で個人アカウントへの切り替えは完了となりますが、ビジネスアカウントから個人アカウントへ切り替えると、Webサイトとメールアドレスがアカウントに表示されなくなりますので理解した上で実行してください。
アカウントを消す方法
TikTokビジネスアカウントを削除したい場合は、TikTokのアカウントごと削除する必要があります。
TikTokビジネスアカウントを削除する方法は以下の手順になります。
STEP1:プロフィールをタップ
STEP2:設定とプライバシーをタップ
STEP3:アカウントをタップ
STEP4:アカウントを利用停止にするか削除するをタップ
STEP5:アカウントを完全に削除をタップ
以上でTikTokビジネスアカウントの削除は完了です。
TikTokでビジネスアカウントを活用する際の注意点
TikTokでは商用ライセンスのない楽曲が使えない点は、注意が必要です。
さまざまな楽曲があるTikTokですが、ビジネスアカウントの場合は商用利用が許可されている音楽しか使用できません。
そのため、トレンドの楽曲が使えないこともありますが、商用楽曲ライブラリに登録されている楽曲であれば使うことができます。ちなみに、商用楽曲ライブラリには100万を超える楽曲が収録されています。
もし、どうしても使いたい楽曲があれば個人アカウントに切り替えるしかないことを覚えておいてください。
TikTokのビジネスアカウントはこんな人におすすめ
なかには、TikTokのビジネスアカウントに切り替えるべきか悩んでいる人もいますよね。
そこで、ここからはビジネスアカウントでのTikTok運用が適している人の特徴を、2つにまとめて紹介します。
TikTokで集客したい人
TikTokのビジネスアカウントは、自社や商品・サービスを広く知ってもらいたいと考えている企業や個人にとって非常におすすめです。
TikTokは急成長しているプラットフォームであり、数億人ものユーザーが利用しています。特に若年層に人気があり、世界中の多くのユーザーにリーチすることができます。
ビジネスアカウントを利用することで、魅力的なコンテンツを発信しながら広告キャンペーンやプロモーションを展開し、ターゲットユーザーへ積極的にアプローチできるでしょう。
TikTokで集客したい人や企業は、目的を達成するためにビジネスアカウントの広告機能や分析機能、自動返信メール機能を活用しましょう。
なお、実際にTikTokで効率よく集客ができるか不安な人は株式会社BEEMの「 TikTok運用サービス 」をご活用ください。
株式会社BEEMは、自社運営のTikTokアカウントで48万人以上のフォロワー数を獲得するマーケティング会社です。
そんな株式会社BEEMが提供する「 TikTok運用サービス 」最大の特徴は膨大なデータに裏付けされたバズりや集客を獲得するノウハウです。
データ収集したコンテンツをデータベース化し、一連の分析基盤を構築しており、目的に沿った最適な運用プランを提案してくれます。
“勘や経験“でなく、“統計やデータ“などの定量的要素から良質なコンテンツを定義しているため、一過性でなく再現性のあるバズや集客が期待できます。
専門家の運用担当者が付き、事前調査から企画立案・動画撮影・コンテンツ制作・投稿代行までをまるっとお任せできるので、リソースが足りてない企業にもおすすめです。
プランによってはBEEMのメンバーキャスティングやコラボも可能で、フォロワー数が少ないアカウントでも多くの注目を集められるでしょう。
投稿でバズりを生み出せるか、効果的にTikTokで集客できるか不安な人はどんなサポートをしてくれるのか、一度相談してみると良いですよ。
効率的にTikTokを運用したい人
TikTokの運用をより効率的に行いたいと考えている企業や個人に適しています。ビジネスアカウントの機能を上手に活用することで、TikTokの運用をより効果的に行い、時間とリソースを節約することができるからです。
ビジネスアカウントでは、広告機能や分析ツール、自動メッセージ機能など、ビジネスに役立つ機能が提供されています。広告機能を使ってターゲットオーディエンスを絞り込み、効果的な広告キャンペーンを展開することができます。
また、分析機能を活用して投稿の成果やフォロワーの動向を把握し、コンテンツ戦略の改善に活かすことも可能です。
さらに、自動メッセージ機能を使ってフォロワーとのコミュニケーションを強化し、ブランドのロイヤルティを高めることができます。
ビジネスアカウントを上手く活用すれば、「なんとなくバズればいいかな」と運用している人と比べて、目標達成をスピーディーにこなすことが可能になります。
TikTokビジネスアカウントの参考事例
最後に、TikTokビジネスアカウントの参考にするべき事例を3つ紹介します。
オリジナリティがあり、TikTokで認知拡大やブランディングができているアカウントなので、ぜひ参考にしてみてください。
@beem_official
@beem_officialは、TikTokマーケティングで日本一のフォロワー数を誇る『株式会社BEEM』のアカウントです。
若者を中心に人気で、社長を筆頭に社員たちの面白い掛け合いやダンスが魅力的で、企業アカウントの成功事例として代表例の1つです。
1人1人の個性が強く、メンバーそれぞれにファンがいるほど注目度が高いアカウントで、BEEMの投稿を見て働きたいと応募する就活生がたくさんいるのだとか。
会社=堅苦しいというイメージは一切なく、全力で楽しんでいる様子を見ていると思わず吹き出してしまうような投稿が多いですね。
ブランディング構築や採用をTikTokで考えている企業は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?
@uniqlo_jp
@uniqlo_jpは、ファッションブランド『UNIQLO』の公式アカウントです。
UNIQLOは世界的に知名度が高く、TikTok上でも独自のコンテンツを展開しています。
ただ商品を紹介するのではなく、フェスコーデやお仕事コーデ、学生さん向けの着回しコーデなどファッションを学べるのが魅力です。
有名人を活用した1週間コーデなどは非常に人気で、ユーザーからの反応も高いため、商品プロモーションとして効果的な運用ができている事例と言えますね。
また、ユーザーとのコミュニケーションも積極的に行っており、商品紹介やキャンペーンを通じてフォロワーとの関係構築にも力を入れています。
@dominos_jp
@dominos_jpは、『ドミノ・ピザ』の公式アカウントです。
フォロワー数は36万人で、飲食店で成功しているビジネスアカウントの1つと言えます。
ピザの商品紹介はもちろん、ピザが出来上がるまでの工程や生地作りなど、今まで知らなかった裏側が見れる動画もあります。
また、TikTokの雰囲気に合ったユーモアのある投稿も多く、「公式最高www」「ドミノの公式が1番おもろい」などのコメントもたくさん見られます。
飲食店でTikTokを活用する店舗は多いと思うので、ぜひドミノ・ピザを参考に魅力的なアカウントを作ってください。
まとめ
今回は、TikTokビジネスアカウントの機能や個人アカウントとの違いについて解説してきました。
ビジネスアカウントは個人アカウントと比べると、TikTokマーケティングに活かしやすい機能や分析ツールが豊富です。
TikTokで集客したい、認知拡大したいという人や企業はビジネスアカウントに切り替えるのがおすすめですよ。
ビジネスアカウントへの切り替え方は非常に簡単で、いつでも個人アカウントに戻すことができるので試しに切り替えて運用してみるのもアリですね。
この記事を読んで、TikTokをビジネスに活かすきっかけになれたら嬉しいです。