「SNSから集客できるイメージが湧かない」
「本当にSNSを使って集客できるの?」
SNSを使って集客数を増やしたいものの、本当に集客できるのか不安な人もいますよね。
失敗したくないからこそ、実際に成功しているSNSアカウントを見てから集客するかを判断したいという人も多いはず。
そこで、今回は下記4つのSNSで集客に成功しているアカウントの事例を紹介します。
また、集客に成功しているSNSアカウントの共通点をもとに、効果的に運用する秘訣も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
なお、次の記事ではSNSから集客する方法を、実際に見込める集客効果も交え詳しく解説しているので良ければ参考にしてください。
【Instagram】SNS集客の成功事例
ここでは、Instagramで集客に成功している下記3つのアカウントを紹介します。
上記3つのアカウントは、若い女性のターゲティングに優れたInstagramの特徴を活かし『女性ユーザーの興味を引くおしゃれな投稿をしている』といった共通点があります。
上記の共通点を念頭に入れて、以降のアカウント解説を見てください。
大手ドーナツ店『ミスタードーナツ』
こちらは、大手ドーナツ店である『ミスタードーナツ』のアカウントです。
ターゲットユーザーである若い女性やファミリー層が来店したくなるよう、明るくてポップな写真で商品を紹介し、おしゃれな空間を演出していますね。
加えて、写真だけでなく、読んだだけでどんなドーナツかがイメージできる投稿文でユーザーの食欲をそそります。
商品であるドーナツを魅力的に紹介するだけでなく、「気になるドーナツを絵文字で教えてくださいね」とユーザーへ問いかけることでコメントしてくれるように促しています。
実際、上記によりこの投稿には222件ものコメントが寄せられていますね。
コメントでユーザーとコミュニケーションを取ることで、ユーザーの購買意欲を高めています。
商品の魅力を最大限に伝える工夫がされているアカウントです。
アパレルショップ『GU』
こちらは、アパレルショップである『GU』のアカウントです。
商品紹介と同時に、コーディネート例も紹介することで「自分もこんな風に着こなしたい」と思わせ、購買意欲を高める工夫がされています。
加えてショッピング機能を活用し、写真に商品タグをつけることで気に入った商品はその場で購入可能です。
購買意欲が高まったタイミングを逃さずに商品購入へと誘導できるのは、Instagramを利用する大きなメリットです。
また、『@gu_for_all』と『#商品名』のタグを付けて、ユーザーが投稿したコーディネート写真をアカウントで紹介することも行なっています。
上記により、多くのユーザーがGUの商品をInstagram上で発信するよう促すことで、認知度の拡大を狙っているのです。
商品の宣伝から購入までの導線がきちんと整備されているアカウントとなっています。
100円ショップ『ダイソー』
こちらは、100円ショップである『ダイソー』のアカウントです。
商品の紹介からキャンペーン情報、店舗からのお知らせなど様々な情報を発信しているのが特徴となります。
また、商品紹介では日常生活に役立つ使い方も合わせて解説することで、商品の魅力を伝えて訴求力を高めているのです。
加えて、最初の画像に商品を紹介するテキスト文を載せることで、一目でどういった商品なのかわかるように工夫がされています。
画像を見ただけで商品の魅力が伝わるため、ダイソーのアカウントはユーザーから高い人気を得ています。
【Twitter】SNS集客の成功事例
ここでは、Twitterで集客に成功している下記3つのアカウントを紹介します。
上記3つのアカウントでは、Twitterの拡散力に優れている特徴を活かし『ユーザーから共感されやすい投稿をして拡散を促している』共通点があります。
上記の共通点を念頭に入れて、以降のアカウント解説を見てください。
電気メーカー『SHARP』
こちらは、電気メーカーである『SHARP』のアカウントです。
投稿数の多さが特徴で、1日に複数件の投稿をしています。
その投稿内容は多種多様で商品紹介から日常生活で感じたことまで様々な投稿をしており、親しみやすいアカウントです。
ユーザーもSHARPが投稿する共感の持てるツイートが楽しみでフォローしています。
また、ユーザーがSHARP宛にツイートした内容に対して、返信したりリツイートすることでコミュニケーションを取っています。
親しみの持てる投稿やユーザーと積極的にコミュニケーションを取ることで、ユーザーのファン化を促進させる狙いです。
上記によって、多くのフォロワーを獲得すると同時にユーザー離れを防いでいます。
転職サイト『マイナビ転職』
こちらは、転職サイトである『マイナビ転職』のアカウントです。
転職を希望している人だけでなく、現状は転職を考えていないビジネスマンに向けた情報も発信しており、ターゲット層を広く設けている点が特徴として挙げられます。
そのため、求人情報だけでなくビジネスマンが共感を持てるあるあるネタや悩みなどを紹介しているのです。
上記により、現在転職を考えている顕在層だけでなく、今後転職を希望するかもしれない潜在層の集客にも成功しています。
また、転職しようと思ったキッカケや仕事で苦労する瞬間などを4コマ漫画で紹介したりしています。
上記により、気軽に楽しみながら見れるアカウントとしてユーザーからの支持を集めています。
大手日用品メーカー『花王』
こちらは、大手日用品メーカーである『花王』のアカウントです。
こちらのアカウントでは、現在実施しているキャンペーン情報のお知らせをメインに投稿しています。
定期的にキャンペーンを実施し、それをTwitterで発信することでユーザーが花王の商品を購入するキッカケを作っているのです。
以前には、アカウントをフォローしてリツイートしてくれたユーザー100名に景品が当たるキャンペーンを実施していました。
リツイートする投稿が多いほど当選確率が上がる仕組みであったため、多くのユーザーがリツイートをし、最終的には1.8万以上もリツイートされたのです。
上記により、非常に多くのユーザーから認知されるキッカケとなり、集客に成功しました。
【Facebook】SNS集客の成功事例
ここでは、Facebookで集客に成功している下記3つのアカウントを紹介します。
上記3つのアカウントでは、Facebookのユーザーからの信頼度が高い特徴を活かし『商品の詳しい紹介や裏側を見せてユーザーから信用を得ている』共通点があります。
上記の共通点を念頭に入れて、以降のアカウント解説を見てください。
人気ケーキ店『キルフェボン』
こちらは、人気ケーキ店である『キルフェボン』のアカウントです。
綺麗な画像と合わせて新作商品やおすすめの商品を紹介したりしています。
特徴としては、商品の紹介文が非常に丁寧で長文であることです。
上記の画像はイチゴタルトの紹介文ですが、イチゴの産地や品種・特徴について非常に詳しく解説されています。
通常では、文章が長いと読み手は面倒くさく感じてしまい、閲覧数は伸びにくいです。
しかし、キルフェボンのアカウントでは綺麗な画像を使って目を引くことで興味付けを行い、解説文を読みたくなる工夫がされています。
画像と詳しい解説によってユーザーからのいいね数が多い、人気のアカウントです。
宅配ピザチェーン店『ドミノ・ピザ』
こちらは、宅配ピザチェーン店である『ドミノ・ピザ』のアカウントです。
キャンペーンのお知らせや新商品の紹介をしています。
Facebook内でクーポンを発行し、アカウントのメリットを作ることでユーザーからのフォローを促しているのです。
また、動画を使って焼きたてピザや作っている過程を発信することで、ユーザーの食欲をそそる工夫がされています。
写真よりもメッセージ性が強く、ユーザーからの注目度も高くなるため、動画を使った集客は効果的です。
ここでしか得られない情報や店舗の裏側を見せることで、アカウントの価値を高めています。
料理動画メディア『デリッシュキッチン』
こちらは、料理動画メディアである『デリッシュキッチン』のアカウントです。
Facebookアカウントでも簡単レシピやお料理テクニックを動画で紹介しています。
Facebookの投稿で簡単なレシピを紹介して興味付けを行い「もっと他のレシピも知りたい」と思わせることで、アプリの利用へと促しています。
Facebook内で紹介されているレシピ動画は、Facebookユーザーに合わせて短時間で見られるように工夫されているのです。
上記により、Facebookユーザーからの支持を集め、拡散してもらう狙いがあります。
また、宅配弁当のサービスも行っていますよ。
レシピ動画でファンを獲得することで、宅配弁当サービスを利用してもらいやすくなります。
Facebookの投稿から入り、後にアプリや宅配サービスを利用してもらえるように導線が引かれているアカウントです。
【LINE】SNS集客の成功事例
ここでは、LINEで集客に成功している下記3つのアカウントを紹介します。
上記3つのアカウントでは、LINEの見込み客を育てやすい特徴を活かし『LINE上でクーポンの配信やユーザー個人とのやり取りを積極的に行っている』共通点があります。
上記の共通点を念頭に入れて、以降のアカウント解説を見てください。
配送業者『ヤマト運輸』
こちらは、配送業者である『ヤマト運輸』の公式アカウントです。
ヤマト運輸では、荷物の問い合わせや再配達の依頼などをLINE上で簡単に行えます。
トーク画面にて質問内容を入力すれば、自動で返信してくれますのでいつでも要望に応えてくれるのです。
また、ユーザーが語尾に「~にゃ」と入力すれば、ヤマト運輸からも語尾に「~にゃ」をつけて返信してくれる機能があります。
上記の機能によって、ユーザーから親しみを持たれるようになり多くのユーザー獲得に成功しました。
トークの自動返信機能を有効的に活用しているアカウントです。
個人エステ店『ビープラス』
こちらは、個人エステ店である『ビープラス』の公式アカウントです。
お店の予約をLINE上で受け付けており、電話することなく手軽に行えることから集客効果を高めています。
また、お店のキャンペーンや割引企画などの告知もしていますよ。
個人の利用状況に合わせた割引やクーポンを配信することで、リピート率を高める工夫がされているのです。
加えて、LINEのショップカード機能を利用して来店するごとにポイントがたまる仕組みとなっている点も、リピート率向上に役立っています。
LINEの機能を有効的に活用し、ユーザーの利用率を向上させているアカウントです。
動物病院『こにし動物クリニック』
こちらは、動物病院である『こにし動物クリニック』の公式アカウントです。
LINEのトーク機能を利用して、予約のキャンセルで空いた枠などタイムリーな情報提供を行うことで、顧客獲得に成功しています。
また、毎月LINEからクーポンを配信することでリピート率向上を促しています。
実際にクーポン使用率は毎月15%程で、約200人~300人のユーザーがクーポンを利用するために来院してくるようです。
ユーザーとの双方向なコミュニケーションを実施しているアカウントとなります。
今からSNS集客を始めても成功できるのか
ここまで記事を読んできた人の中には、
「成功事例のようにSNSを運用できるかな?」
「集客に成功するまで運用し続けられるか不安…」
と感じている人もいるのではないでしょうか?
結論、今からでもこれまで紹介した成功事例のようにSNSから集客するのは可能です。
しかし、成功事例をもとにSNSを運用しても、成果が出るまでには相応の時間と労力がかかります。
そのため、いかに手間や時間をかけずSNSを運用できるかが成功のカギになるのです。
効率的にSNSから集客するなら『仕組み』をつくれ
効率的にSNSを使って集客するには運用の『仕組み』を作ることが重要です。
具体的には、次のような仕組みを整えておけば、SNS運用を効率化できます。
投稿時間を決めておく | ex)平日19時 |
投稿頻度を決めておく | ・1日に1回 ・2日に1回 |
記載するハッシュタグを決めておく | ex)カフェを営む飲食店の場合 #カフェ #恵比寿カフェ #店舗名 #カフェ好きな人と繋がりたい |
投稿は、できるだけ多くのユーザーに閲覧してもらえるよう、ユーザーのSNS利用率が高い時間を調べて投稿するようにしましょう。
各SNSの利用率が高い時間帯は下記の通りです。
- Instagram:17時~22時
- Twitter:11時~15時
- Facebook:19時~22時
- LINE:16時〜22時
また、投稿頻度を高くしておくことでリーチ数を高めることができます。
利用するSNSがInstagramかFacebookの場合、クリエイタースタジオを活用すれば、事前に投稿を予約できるため、さらに効率化できますよ。
ハッシュタグは、ターゲットユーザーへ適切に表示させるためにも、投稿内容との関連性を高めましょう。
上記のことから、投稿する時間・頻度・内容を事前に決めておき、仕組化することで負担を軽減しながら効率的にSNS集客ができます。
まとめ
今回は、集客に成功した実例をSNSごと紹介しました。
それぞれのSNSには特徴があり、成功アカウントは利用しているSNSに適した方法で集客していましたね。
SNS集客において重要なのは、利用するSNSの特徴を理解して強みを最大限活かすことです。
そのためには、集客したいターゲット層・発信する情報によって利用するSNSを決める必要があります。
今回解説した内容を参考にし、あなたに適したSNSを活用してください。