「TikTokはビジネスに使えるのかな?」
「企業のアカウントとかは見かけるけど、どうビジネスにTikTokを活かしてるんだろう?」
TikTokを活用していると、企業のアカウントを見かける機会も多いのではないでしょうか。
実のところ、最近ではInstagramやX(旧:Twitter)だけでなく、TikTokをビジネスに活用する企業が増えています(※1)。
こうした背景から、ビジネスにTikTokを活用しようと考えている人も多いですよね。
ただ、見かけたことや聞いたことはあっても、実際にどうTikTokをビジネスに活用すればいいのかイメージが湧かない人もいるはず。
そこで、今回はビジネスへのTikTok活用法を、活用例も交えて解説します。TikTokがビジネス活用に適している理由も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
※1:企業の各SNSの利用状況
TikTokはビジネスに活用できるSNS
結論、TikTokはビジネスに活用できるSNSといえます。
YouTubeやInstagramなどに比べ、TikTokは比較的新しいSNSです。
- YouTube:2005年12月
- Instagram:2010年10月
- TikTok:2017年10月
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10年以上前から存在するYouTubeやInstagramでは、既に多くの企業がアカウントを運用しています。
新規でアカウント運用を始めても、企業アカウントはフォロワーの属性を選ぶため、通常アカウントよりもフォロワーを増やすのに時間がかかるでしょう。
20代〜30代男性をターゲットにする企業のアカウントを運用するなら、その年代のフォロワーを増やす必要がありますよね。
このように、企業にあった属性のフォロワーを集めるのには時間がかかるのです。
しかし、TikTokであれば、短期間で期待する成果をだせる可能性があります。
なぜなら、TikTokはInstagramと違い、始めてからの期間に関係なくバズればアカウントが伸びる可能性があるからです。
TikTokで投稿した動画がおすすめ欄に表示されれば、自分のフォロワー以外に自分の投稿を視聴され、バズりやすくなります。
アカウントの運用期間にかかわらず、影響力をもてる可能性があることから、TikTokはビジネスに活用できるSNSといえます。
TikTokがビジネス活用に適している3つの理由
ここからは、TikTokがビジネスに適している理由を、3つにまとめて解説します。
狙ったターゲットにリーチしやすい
狙ったターゲットにリーチしやすい点から、TikTokはビジネス活用に適しているといえます。
なぜなら、TikTokには狙ったターゲットにリーチできる~広告マネージャ~という機能があるからです。
広告マネージャとは、広告の作成や管理を行う専用ツールになります。
次のように、広告マネージャを利用すると狙ったターゲットにリーチできます。
日本在住の日本語を話す18歳〜24歳までの男性で、スキンケア関連の動画に直近7日間の間にコメントしたユーザーのみに、広告を表示させる。
狙ったターゲットにリーチできるTikTokは、マーケティングなどの用途でビジネス活用できます。
広告への抵抗感が薄い
広告が投稿に馴染みやすい点も、TikTokはビジネスに適しているといえます。
なぜなら、TikTokは普段の投稿と見た目が変わらないため、広告らしさがあまり感じられないからです。
例えば、こちらの動画をご覧ください。
「株式会社タップル」が投稿した動画です。
まだマッチングアプリを利用したことがない男性向けの投稿をしていて、「彼女が欲しい」と思える投稿をしています。
誰もが憧れる、甘酸っぱいシチュエーションの動画で100万再生を連発しました。
広告が投稿に馴染みやすいTikTokは、企業の商品やサービスの拡大などの用途でビジネス活用できます。
投稿の成果を分析できる
投稿の成果を分析できる点も、TikTokがビジネスに適しているといえます。
TikTokには、視聴者の動向を確認できる「インサイト機能」があり、次のような内容を分析できるのです。
- 動画の再生回数:曜日毎にどの時間で動画が再生されたのか確認できる
- フォロワーの増減:フォロワーの男女比や増減のが確認できる
- プロフィールの表示回数:ユーザーがプロフィールを閲覧した回数を確認できる
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例えば、「家の掃除に役立つアイテム」の紹介動画の視聴で30代以降の女性ユーザーが多い場合、同世代の女性インフルエンサーに商品を紹介してもらうと、より共感を集められます。
また、動画に興味を持ったユーザーがプロフィールを訪れてくれることもあります。
「家の掃除に役立つアイテム」に関連する動画を複数投稿していると、他の動画も再生回数が伸びやすくなるでしょう。
投稿の成果を分析できるTikTokは、ユーザーの興味を惹きつけ、企業の認知向上などの用途でビジネス活用できます。
TikTokのビジネス活用例3選
ここからは、実際にTikTokをビジネスに活用している企業の事例を紹介します。
株式会社BEEM
株式会社BBEMは、TikTok運用サービス、人材紹介を中心に広告運用や動画制作などを行っている企業です。
自らをブラック企業と謳ってみたり、社長と社員のユニークなダンス動画や面白いコンテンツがバズったことで知名度が一気に上がりました。
『会社=固いもの』という世の中の概念を、ポップな音楽やダンスで大きく変えて、TikTokを活用した企業で最も成功をおさめた企業といえますね。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
こちらも、日本人なら1度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、通称USJです。
USJのハロウィン・ホラーナイトでは、「ゾンビ・デ・ダンス」がアーティストのAdoさんとコラボしTikTokでバズりました。
日本のハロウィンといえばUSJのイメージを強烈に印象付けましたね。
バルクオム
バルクオムは、「メンズスキンケアの、ベーシックであり続ける。」 をブランドコンセプトに男性の肌を研究し、フェイス(顔)・ボディ(体)、ヘア(頭皮)とスキンケアが必要なすべてのパーツに対応する製品を取り揃えている会社です。
18歳以上の男性をターゲットにし、夜の時間帯でTikTokの配信をし、アンケートに答えたら無料サンプルをもらえるというシンプルな訴求でバズりました。
今では、ドン・キホーテなど多くの場所でバルクオムの商品を目にするようになりましたね。
ビジネスにTikTokを活用する4つのコツ
なかには、
「TikTokをビジネスに活用することができるのはわかったけど、上手くいく自信がない…」
と不安な人もいますよね。
そこで、ここからはTikTokをビジネスに活用するコツを、4つにまとめて紹介します。
定期的に投稿する
ビジネスにTikTokを活用する際は、定期的な投稿を心がけましょう。
目安としては2日に1回の投稿がおすすめです。
投稿頻度が少ないとせっかく投稿した動画が見てもらえる機会が少なくなってしまいます。
また、投稿頻度が少ないとインサイト分析できる材料も減ってしまうのです。
そのため、TikTokをビジネスに活用するならば、定期的に投稿することを心がけていきましょう。
流行りの楽曲を使用した動画投稿をする
流行りの楽曲を使うのも、TikTokをビジネスに活用するのに重要なポイントです。
流行りの楽曲はユーザーの興味を惹きやすくなり、印象に残る動画となります。
また、TikTokは若年層のユーザーの使用率が高く流行の変化が頻繁に起こるため、常に流行りに乗れるよう心がけることが大切です。
なお、流行りの楽曲はハッシュタグから確認できます。
投稿に企業の色を反映させる
投稿に企業の色を反映させることも、TikTokをビジネスに活用する重要なポイントです。
投稿に企業の色を反映させるには、企業が自らのイメージやブランドをより個性的で魅力的なものとして表現することです。
TikTokの動画は基本的に明るくて楽しいものが多いので、視聴者に企業の雰囲気の良さが伝わるような動画にしていきましょう。
ただ、投稿に統一感がないと企業のキャラクターの印象が作りづらくなってしまうので、統一感をだした投稿をしていきましょう。
おすすめ欄に載ることを意識してみる
TikTikをビジネスに活用するなら、おすすめ欄に載ることが重要です。
オススメに載った動画は多くのユーザーに閲覧される可能性が非常に高いので、必然的に再生回数も上がりやすくなります。
ここでエンゲージメントが多くなると一気にバズる可能性があるので意識してみましょう。
バズり方のポイントなどは、こちらで詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
TikTokをビジネスに使う際の注意点
ここからは、TikTokをビジネスに使う際の注意点を解説していきます。
投稿の炎上リスクがある
TikTokの炎上に注意しておきましょう。
TikTokは非常に拡散力の高いSNSになるので、一度炎上してしまうと一気に情報が拡散されてしまい、火消しが難しくなってしまいます。
そのため、事前に次のような炎上を防ぐ対策が非常に重要です。
- SNS運用マニュアルを作成する
- ダブルチェックなどで非常識な表現はしない
- 意見が分かれそうな投稿は控える
⠀特に、著名人のスキャンダルなどでは多くの意見がアカウントに寄せられてしまうので炎上する傾向が高いです。
対応を間違えてしまうと更に炎上していくので、事前の対策は徹底して行っていきましょう。
トレンドに乗らないとアカウントが伸びない
TikTokはトレンドに乗れなければアカウントは伸びません。
なぜなら、トレンドに乗らなければおすすめ欄に投稿が載りにくいからです。
TikTokのトレンドは使用ユーザーが若年層中心になるので急速に変化していきます。
いち早くトレンドを察知し、トレンドに載せた動画投稿をし続けていくことが大切です。
TikTok定期的に投稿していかなければいけない
定期的に投稿をしなければ再生回数を伸ばすことは難しいです。
また、ただ投稿するだけではなく質の高いコンテンツを投稿する必要があります。
質の高いコンテンツでなければ、投稿してもエンゲージメント数が下がってしまいTikTokをビジネスに活用するのは困難になります。
TikTokの定期的な投稿を心がけましょう。
効率よくTikTokへのビジネス活用を目指すなら
ここまで解説してきた活用方法であれば、TikTokをビジネスに活用出来る日もそう遠くありません。
しかし、中には、
「全て自分でやりきるのは難しそう」
「本当にビジネスに活用できるか不安」
と感じている人もいるのではないでしょうか?
たしかに、全てを個人で実践するのは困難なのも事実です。TikTokをビジネスに活用するなら事前調査や継続的な運用が必須と言えますからね。
もっとも効率よくTikTokへのビジネス活用を目指すなら、株式会社BEEMが提供するTikTok運用サービス」がおすすめです。
株式会社BEEMは、自社で運営しているTikTokアカウントのフォロワー数が48万人を突破している、いわゆるバズっているマーケティング会社です。
バズり方を知っている実績のある会社で、最大の特徴は膨大なデータに裏付けされたノウハウです。
データ収集したコンテンツをデータベース化し、一連の分析基盤を構築しており、目的に沿った最適な運用プランを提案してくれます。
“勘や経験“でなく、“統計やデータ“などの定量的要素から良質なコンテンツを定義しているため、一過性でなく再現性のあるバズを期待できます。
専門家の運用担当者が付き、事前調査から企画立案・動画撮影・コンテンツ制作・投稿代行までをまるっとお任せできるので、リソースが足りてない企業にもおすすめですよ。
さらに、プランによってはBEEMのメンバーキャスティングやコラボも可能で、フォロワー数が少なくても多くの注目を集められるでしょう。
TikTokで効率的に認知拡大や集客効果をあげたい人は、どんなサポートをしてくれるのか、一度相談してみると良いですよ。
まとめ
今回は、TikTokはビジネスに活用できるSNSなのかについて解説してきました。
TikTokをビジネスに活用するためには、
- 定期的に配信をする
- 流行りの楽曲を使用した動画投稿をする
- 企業のキャラクターを出していく
- オススメに載ることを意識してみる
⠀
ぜひこちらの4点を実践してみてください。
この記事を読んで、あなたがTikTokをビジネスに活用し成功するための手助けになれたら嬉しく思います。