Instagram広告の審査基準とは?承認されない原因や落ちないコツも紹介

ビジネスの販路を拡大していくためにInstagramで広告出稿を考えている人の中には

「Instagram広告の審査基準が知りたい。」
「Instagram広告の審査に落ちないための対策は何をしたらいい?」
「Instagramの広告審査に落ちてしまったらどうしたらいいのだろう?」

なんて疑問や悩みを持っている人も多いはず。

Instagram広告には審査があり、審査基準を満さなければ当然、広告出稿はできません。


せっかく広告運用を始めようと思っても、審査に落ちて初められないのはもったいないですよね。

そこで今回はInstagram広告の審査基準と落ちないための3つのポイントについて解説していきます。

事前に準備をしっかりしておけば、審査に通りやすくなりスムーズに広告出稿ができるようになりますよ。

また、審査に落ちてしまった場合の対処法についてもあわせて紹介していきます。

それではどうぞ。

Instagram広告の審査について

InstagramはFacebookが提供しているSNSです。

よってInstagramで広告機能を活用するためにはFacebookの広告ポリシーを遵守する必要があります。

今記事で審査の詳細も解説していきますが、テキスト内容や、使われている画像、リンク先のチェックも細かく行われるのでFacebookの広告ポリシーを遵守できているのか確認をしていきましょう。

Instagram広告の審査についてまずは以下の2つについて理解していきましょう。

  • スケジュール
  • タイミング

それでは、解説をしていきますね。

スケジュール

Instagramの広告審査は、申請から通常24時間以内でFacebookから承認通知が届き、審査が完了します。

審査の流れは広告をFacebookにアップロード→Facebookの審査→承認の流れになります。

しかし、場合によっては、通常より時間がかかってしまうことがあります。

審査が遅れてしまう理由として、Facebookのヘルプセンターは「現在新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により審査に遅れが生じる場合がある」と伝えています。

審査が遅れてしまう理由として、Facebookのヘルプセンターは「現在新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により審査に遅れが生じる場合がある」と伝えています。

https://www.facebook.com/business/help/28585463239888

よって、審査が遅れる可能性と、再審査になってしまう可能性を考慮して広告配信開始日の5日前には承認がもらえているようなスケジュールを組んで審査を待ちましょう。

タイミング

Instagramの広告審査は、掲載前、広告セットの変更時に行われます。

具体的には、掲載方法の変更、ターゲット設定の変更、クリエイティブの変更、リンク先のランディングページの変更、課金体制の変更時が審査のタイミングになります。

ちなみに予算や掲載期間の変更は審査対象にはなりません。

広告内容を修正する度に、審査が必要になってしまいます。

なので、Facebookに広告をアップロードする際には、広告内容に誤りがないことを確認しましょう。

Instagram広告の審査基準とは?

Facebookが定めている広告ポリシーに則って審査を行います。

Facebookの広告ポリシーは全12項目から構成されていますので、詳細は以下の公式ページで確認してみてください。

参考 広告ポリシーFacebook

広告ポリシーの中でもコンテンツに関する2項目を抜粋して紹介していきます。

  • 「禁止されているコンテンツ(31種類)」
  • 「制限コンテンツ(13種類)」

自社の商品やサービスが該当していないか、しっかり確認しておきましょう。

禁止されているコンテンツ(31種類)

  1. コミュニティ規定
  2. 違法な製品やサービス
  3. 差別的な行為
  4. タバコおよび関連製品
  5. 薬物や薬物関連商品
  6. 危険な栄養補助食品
  7. 武器、弾薬、爆発物
  8. 成人向け製品やサービス
  9. 成人向けコンテンツ
  10. 第三者の権利侵害
  11. 扇情的なコンテンツ
  12. 個人的特質
  13. 偽情報
  14. 賛否両論のコンテンツ
  15. 機能しないランディングページ
  16. 不正行為および詐欺行為
  17. 文法と汚い言葉
  18. 存在しない機能
  19. 個人の健康
  20. 給料日ローン、給料前のキャッシング、保釈保証サービス
  21. マルチ商法
  22. ペニーオークション
  23. 誤解を招くような主張
  24. 低品質または邪魔なコンテンツ
  25. スパイウェアやマルウェア
  26. 自動アニメーション
  27. 許容されないビジネス慣行
  28. 迂回システム
  29. 禁止されている金融商品や金融サービス
  30. 人体の一部の販売
  31. 反ワクチン運動

以上が禁止されているコンテンツになります。あなたの広告が上記の31種類の中に含まれていないか確認をしましょう。

制限コンテンツ(13種類)

Instagram広告には、コンテンツの広告配信許されない国があったり、一部制限がかかるコンテンツなどがあります。

アルコールを具体例としてあげると、アルコールを宣伝、言及する場合は、国によって飲酒が可能な年齢が違うので、その国の法律に合う年齢を設定をする必要があります。

アルコール以外にも制限コンテンツがありますので紹介していきます。

  1. アルコール
  2. デート
  3. オンラインギャンブルおよびオンラインゲーム
  4. オンライン薬局
  5. 市販薬の宣伝
  6. 購読サービス
  7. 金融商品や金融サービスと保険商品や保険サービス
  8. ブランドコンテンツ
  9. 社会問題、選挙、または政治に関する広告・広告の免責情報
  10. 暗号通貨に関連する商品やサービス
  11. 薬物およびアルコール依存症の治療
  12. 美容処置およびダイエット
  13. ソーシャルカジノゲーム

以上13種類の制限コンテンツになります。

Instagram広告審査に落ちないための3つのポイント

Instagram広告の審査に落ちにくくするためのポイントは以下の3つ。

  • 個人を特定する画像、テキストを使用しない
  • 商品・サービスを明確にする
  • ビフォーアフター写真は使わない

それぞれ詳しく解説していきます。

個人を特定する画像、テキストを使用しない

利用者を差別、侮辱、挑発、しているように捉えられてしまうテキストは使用してはいけません。もちろん年齢や性別、人種、思想・宗教なども控えましょう。

例えば、「男性は〇〇だから」と男性に対して決めつけてしまうようなテキストは広告を見ている側も言われた側も印象が悪いですよね。

なのでテキストを使用する際には、差別、侮辱になるようなテキストは控えましょう。

広告を見る第三者を傷つけるような画像、テキストは審査に落ちやすくなる要因なので、入念にチェックして気を付けて下さい。

商品・サービスを明確にする

提供されるものがどんなものなのか明確に表現し、会社名や、商品・サービスも正確に記載しましょう。

なぜなら、不明確な広告ではユーザーに誤解が生じてしまいトラブルの原因になってしまったりしてしまいますからね。

ユーザーを守る意味でもとても重要ですが、事業主にとっても商品やサービスの心象が悪くなってしまうことは避けるためにも必ず商品やサービスは明確に記載しましょう。

ビフォーアフター写真は使わない

ビフォー・アフターの写真のように、効果や結果に個人差が出てしまうものは、Facebookの広告ポリシーによって禁止されています。

全ての人が同じ効果や結果を受けられるとは限らないので、医療品・化粧品・健康食品の効能・効果・性能を宣伝する写真やキャッチコピーには注意が必要。

虚偽や誇大表現とみなされる場合があるので「誰でも、必ず」などと受け取れる表現は避けて下さい。

これはFacebookに限った話ではなく、GoogleもYMYL(Your Money,Your Life)の観点から厳しくチェックされている項目になります。

YMYL(Your Money,Your Life)とは、「あなたのお金と人生」の意味で、Googleが検索の評価基準をまとめた 「検索品質評価ガイドライン」の項目の一つです。

仮に、YMYLの分野について間違った情報や悪意のある情報が表示されてしまうと、ユーザーの生活の質を著しく下げるなどして、健康に悪影響を与えてしまう可能性がありますよね。

このようにFacebookもGoogleもユーザーの生活の質を第一優先に考えているので、誤解させる表現や写真は厳しくチェックしています。

個人差が出てしまうものに関しては、クリエイティブ作成の際に十分注意を払いましょう。

審査に落ちてしまうクリエイティブの特徴3つ

Instagram広告の審査に落ちてしまうクリエイティブには主に3つの特徴があるのです。

  • テキストが多すぎる
  • 移先のURLが機能していない
  • Instagramのブランドリソースのガイドラインを守れていない

過去に審査に落ちてしまったクリエイティブ制作の失敗事例を参考に解説をしていきますね。

テキストが多すぎる

テキストの画面占有率は20%以内に収めましょう。

なぜかと言うと、Facebook広告は広告利用者とビジネスに最大の価値をもたらすことを目指しているからです。

Facebookの公式ページにも以下のように紹介されています。

画像内のテキストを20%未満に抑えると、パフォーマンスが高くなることがわかっています。これを踏まえ、メッセージが効果的に伝わるように明確で簡潔な短いテキストを使うことをおすすめします。

https://www.facebook.com/business/help/980593475366490?id=1240182842783684&helpref=search&sr=2&query=%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%8820%EF%BC%85%E4%BB%A5%E5%86%85

広告で紹介する商品のイメージや、テキストを効果的に伝えるためにも画面占有率は20%以内に押抑えて作成しましょう。

遷移先のURLが機能していない

ランディングページになんらかの理由でエラーが起きてしまっている場合は、審査には通過しません。以下の状態になっていないか確認をしましょう。

リンク先URLは、どのブラウザー、OS、キャリアから参照しても正しく機能しているのか。また、リンク先URLは未完成のサイトやエラーページになっていないか。

そして、ページを開いたとき、または離脱しようとしたときに、ポップアップやポップアンダーを表示して移動を妨げてしまっていない動作になっていないのか。

このように、ユーザーにとって使いづらい仕様になっていると審査には通らないので遷移先のURLには気をつけましょう。

Instagramのブランドリソースのガイドラインを守れていない

Instagramが設けているガイドラインを守れていない広告クリエイティブは審査に通りません。

ガイドラインには、Instagramのブランドロゴや文字を使用する際の規定が定められたものがあります。

例えば、Instagram広告を使用する際の文字は「Instagram」「Facebook」と正しく表記しましょう。

「インスタ」「instagram」「インスタグラム」など表記では規定外なので審査に通りません。

大文字・小文字やフォントサイズなど細かく指定されています。

また、広告内のブランドロゴの使用も禁止されています。

文字や、ロゴを使用する際には、Instagramのレギュレーションを必ず確認しましょう。

レギュレーションとは満たさなければならない条件についての決まりのことです。

以下でInstagramのレギュレーションについて公式ページで解説をしているのでクリエイティブ作成のときには必ず確認をしましょう。

参考 Instagramブランドリソースブランドリソース

Instagram広告に落ちてしまった後の対処法

もし審査に落ちてしまったとしても、Instagram広告は再審査が可能なので肩を落とさなくて大丈夫です。

審査に落ちた際には広告のどこに問題があるのかFacebookから問題の詳細と理由の説明が届くようになっているので修正箇所を適切に修正して再度広告の申請を出しましょう。

再審査のスケジュールも基本的には24時間以内にFacebookから連絡がきます。

例え審査に落ちてしまっても、迅速に修正箇所を改善することで無駄な時間がかかることを防げます。

まとめ

Instagram広告には審査があり、Facebookが定める広告ポリシーを遵守できていることが審査の基準になります。

審査に落ちないためにもFacebookの広告ポリシーを参考にしながら、広告クリエイティブの作成に取り掛かって下さい。。

そして商品やサービスを明確に表記することや、個人を差別する表現や侮辱になってしまわないように必ず注意しましょう。

また遷移先のURL・ランディングページも正常に機能しているのかチェックするのもお忘れなく。

もし、審査に落ちてしまった場合には、Facebookから届く連絡内容を元に修正し再度申請を行ってみてください。

この記事を読んだあなたが、Instagram広告の審査を無事通過し、Instagramビジネスで成功する役に立てたら嬉しいです。