高い精度でターゲティングできることから、効果の高い広告運用ができると話題のInstagram広告。しかし、いざInstagramで広告を出そうとしている方の中には、
「Instagram広告のターゲティングの仕組みがわからない…」
「Instagram広告でターゲティングする上でのポイントは?」
と疑問や悩みを抱いている方も多いのではないでしょうか。
広告を出した経験でもなければ、どのようにターゲティングすればいいのかわからず困ってしまうはず。せっかく広告を出稿するのであれば失敗したくないし、成果を得たいですよね。
そこで今回は、Instagram広告のターゲティングに関するポイントや注意点について解説します。
この記事を読めば、高い効果を得られるInstagram広告のターゲティング方法を理解することができますよ。
それでは参ります。
目次
Instagram広告のターゲティングの重要性


初めて広告運用をする人からしたら、「そもそもターゲティングってなに?」と思っている方もいるでしょう。ターゲティングとは、あなたの商品やサービスに興味や関心があるユーザーを絞り込むことです。
広告配信を行う上でターゲティングはとても重要になります。ターゲティングをせずやみくもに広告配信したところで、効果は得られず広告費のムダになるだけです。
広告費をムダにすることなく、高い広告効果を得るためにも、自社商品やサービスに興味や関心のあるユーザへ向けた広告配信を行いましょう。まだターゲットが明確になってない方は、ユーザーをしっかり選定してからInstagram広告を始めてくださいね。
Instagram広告のターゲティングは3種類
いよいよここからは、Instagram広告のターゲティングについて紹介していきますね。Instagram広告でターゲティングを行う方法は3種類あります。
- コアオーディエンス
- カスタムオーディエンス
- 類似オーディエンス
それぞれの特徴について以下で解説していきますね。
コアオーディエンス


コアオーディエンスとは、ユーザーの位置情報やデーターから広告配信のターゲットを絞り込む方法です。コアオーディエンスは、ユーザー属性ターゲティングとインタレストターゲティングの2つに分かれます。
ユーザ属性ターゲティングとは、「年齢」「性別」「住んでいる地域」などからターゲティングする方法です。インタレストターゲティングとは、「興味・関心」「行動」からユーザーの興味がある内容を収集し、ターゲティングする方法になります。
コアオーディエンスを使用すると以下のようなユーザー層をターゲティングすることが可能です。
- 東京都に住んでいる30代以上の男女
- 東京都港区に住んでいる30代女性で既婚
- 東京都に住んでいる30代男性でダイエットに興味がある
広告配信する目的によって、より詳細にターゲットを絞り込むことができます。つまり、自社商品やサービスを認知させる目的の際にコアオーディエンスは適していますね。
カスタムオーディエンス


カスタムオーディエンスとは、既存顧客や自社と接点のあるユーザーにInstagramでリーチできるターゲット方法です。自社で保有している電話番号などの顧客リストをアップロードすることで、ターゲティングできる仕組みになっています。
カスタムオーディエンスにアップロードできる情報は以下のものが可能です。
- メールアドレス
- FacebookユーザーID
- Apple広告用ID
上記の情報をもとに顧客リストに向けた配信や、過去申し込みフォームを開いたユーザーへ向けてターゲットを絞り込みことができます。つまり、自社商品やサービスに興味・関心を示したユーザーをCV(コンバージョン)させる目的の際にカスタムオーディエンスは適していますね。
類似オーディエンス


類似オーディエンスとは、カスタムオーディエンスでアップロードした顧客リストのデータを元に既存顧客と類似したユーザーをターゲットできる方法です。既存顧客と似た特徴を持つユーザーへ向けて広告配信ができるため、高い広告効果を期待できます。
類似オーディエンスを使用すると以下のようなユーザー層をターゲティングすることが可能です。
- 自社顧客データのユーザーと似た興味や関心をもつユーザー
- 自社のフォームを送信完了したユーザーと似た特徴を持つユーザー
- 自社の商品を購入したユーザーと似た特徴を持つユーザー
上記のユーザーは既にCVした既存顧客と共通の特徴を持っているので、自社商品やサービスに興味・関心を示してくれる可能性が高くなります。つまり、優良な新規見込みユーザーの拡大・獲得をする目的の際に類似オーディエンスはは適していますね。
Instagram広告で効果的なターゲティングをする3つのポイント
Instagram広告のターゲティングの種類を理解できたところで、効果的なターゲティングをするポイントについて解説していきます。Instagram広告で効果的なターゲティングをするポイントは以下の3つ。
ポイント2:複数の広告オーディエンスを用意する
ポイント3:ターゲットに合った広告手段で配信する
それぞれのポイントについて詳しく解説していきますね。
ポイント1:ペルソナを設定する


「どのようなユーザーに自社商品やサービスを届けたいのか」というペルソナが重要になります。なぜなら、広告ターゲティングで失敗する人はペルソナをしっかり定めていないからです
例えば、ダイエット商品を販売している企業がペルソナを設定するとしたら以下のようになります。
- 都内に住む27歳独身女性
- 仕事は事務作業員
- 趣味は料理、映画鑑賞
- 休日は家で過ごすことが多く、運動する習慣もない
上記はあくまで一例ですが、ライフスタイルや私生活の悩みなども踏まえて自社商品を届けたいユーザー像をできるだけ明確にしましょう。ペルソナを事前に設定しておけば、広告配信時に迷うことなく高い効果を見込めるターゲティングができますよ。
ポイント2:複数の広告オーディエンスを用意する


初めてInstagram広告でターゲティングを行う際は、複数の広告オーディエンスを用意しておきましょう。複数のパターンを用意しておくことで、効率的に運用することができるからです。
仮に1つだけのオーディエンスのみで配信したところで、ターゲティング効果の良し悪しを測ることはできません。自社と相性が良いターゲティングをいち早く見つけ、効果的な配信をするためにも異なるターゲティング広告を並行して配信していきましょう。
それぞれのオーディエンス効果を測定し、比較できれば相性の良いターゲティングを時間をかけることなく見つけだすことができますよ。
ポイント3:ターゲットに合った広告手段で配信する


ペルソナが定まったら、ターゲットユーザーに合った適切な広告の種類を選びましょう。配信する広告が写真の方がいいのか、動画の方がいいのか、どのような形式で配信するかによって伝わる印象も異なるからです。
動きを伝える必要がない広告に、動きをつけて動画広告を配信したところで費用対効果は上がりません。費用対効果を上げるには、自社商品とターゲットに合った形式で配信することで、より確実な広告効果を見込むことができます。
例えば、よくInstagramで見かけるマンガサイトの広告はストーリーズ広告として配信されていることが多いです。マンガは見開き1ページを見ても面白さが伝わりにくいため、2〜3枚を掲載し、ある程度どんな内容なのかが伝わるように工夫されていることがほとんど。
一方、テキストが多い広告は静止画で出稿されている形が多く、動画形式はほとんど見かけません。動画でテキストが読みにくくなっては意味がありませんからね。
このようにInstagram広告の配信先を決める際は、広告との相性や目的を意識してどこに掲載するか決めましょう。また、Instagram広告の配信先については下記の記事で詳しく解説していますので、良ければあわせて見てくださいね。


Instagram広告のターゲティングに関する3つの注意点
上記のポイントも踏まえ、Instagram広告のターゲティングに関する注意点も解説します。Instagram広告のターゲティングに関する注意点は3つです。
- 注意点1:ターゲットを絞りすぎない
- 注意点2:オーディエンスを重複させない
- 注意点3:ターゲットユーザーの利用率を確認する
それぞれの注意点について解説していきますね。
注意点1:ターゲットを絞りすぎない


広告の精度を高めるためターゲットを明確にすることは大切ですが、ターゲットを絞りすぎないようにしましょう。ターゲットを絞りすぎれば、自動最適化機能の精度が落ちてしまうからです。
Instagram広告には、行動履歴を元に自動でより適したユーザーへ広告を配信できる「自動最適化機能」が備わっています。しかし、機械学習によるデータを元に最適化を行っているため広告配信数が少なければ自動最適化の精度が落ちてしまうんです。
自動最適化機能を活かすためにも、まずは大まかなターゲティングでデータを集めながら効果測定していき徐々に条件を追加していきましょう。
注意点2:オーディエンスを重複させない


複数の広告オーディエンスを使用している場合は、オーディエンスが重複しないようにしましょう。オーディエンスが重複してしまうと、自社の広告同士で競合することになり広告費がムダになるからです。
例えば、30代から40代の既婚している男女をターゲティングしている広告Aと、30代から40代の女性をターゲティングしている広告Bがあるとします。この場合広告Bの30代から40代の女性の中には、広告Aの既婚女性も含まれてしまういうことです。
上記のように、オーディエンスが重複してしまうとシステムによってパフォーマンスの良い広告しか配信されなくなってしまいます。配信されなくなった広告は配信する機会を損失することになってしまうので、オーディエンスが重複しないように設定しましょう。
注意点3:ターゲットユーザーの利用率を確認する


自社ターゲットを選定したところで、ターゲットユーザーの利用率を確認しましょう。あたたが設定したユーザーがInstagramを利用していなければ広告を配信したところで効果は得られません。
広告を配信しても効果が得られないという問題であるのが、そもそもあなたの商品に合ったユーザーがいないことです。広告を出すということが目的になっていると起こる失敗ですが、事前に防いでおきたいですよね。
Instagramのアクティブユーザーは20代から30代の若いユーザー層です。自社で選定したターゲットユーザーが40代や50代ならInstagram広告での配信は控えたほうがいいでしょう。
また、Instagram広告の費用対効果については下記の記事で詳しく解説していますので、良ければあわせて見てくださいね。


Instagram広告で効果を上げるならプロに任せるのも手段の1つ


ここまで読んできた方の中には、「実際にやってみて上手くいくか不安…」「広告へ力を入れたいけどスキルが足りない」と感じている方もいるのではないでしょうか。実践するにも、スキルや人員がいなければ広告運用するのも難しく感じてしまいますよね。
そんな方は、広告運用自体を広告運用のプロに代行してもらうのも手段の一つです。広告運用のプロに任せることで、手間を省け効率的に広告運用を行ってくれます。
数ある広告運用会社の中でも、Instagramを中心にSNSの広告運用からコンサルティングまで手厚いサービスを提供している「FANSHUB」がおすすめです。「FANSHUB」では課題や悩みを丁寧にヒアリングし、あなたが広告配信で達成したい目的へ向けて最適な計画を構築してくれます。
不安やスキル不足で悩まれている方は、運用をプロに任せることで、従来以上の高い広告効果や購買意欲の向上が獲得できますよ。とはいえ、「結局お金かかるんでしょ?」と感じた方もいるはず。
もちろん、運用を依頼するのにお金はかかります。しかし、相談自体は無料できるのでご興味がある方は是非一度ご相談してみてくださいね。


まとめ
今回は、Instagram広告のターゲティングからポイントや注意点について解説しました。Instagram広告のターゲティングで効果を高めるには、以下3つのポイントを意識していきましょう。
- ポイント1:ペルソナを設定する
- ポイント2:複数の広告オーディエンスを用意する
- ポイント3:ターゲットに合った広告手段で配信する見始め数秒にインパクトを
広告配信の目的を達成できるよう、是非取り組んでみてくださいね。今回の記事を参考にして、あなたのInstagram広告配信へ助力になれば幸いです。