「Instagram広告の費用対効果を高める方法が知りたい!」
「Instagramに広告を出しても思うように結果が出ない…」
あなたは、いざInstagramに広告を出そうと思っても、実際に効果が見込めるのかわからないとなかなか掲載に踏み切れないのではないですか?
広告を出稿しようと思っても、過去に経験があるわけでもなくどのくらいの効果が見込まれるのかわからず、不安になってしまいますよね。ましてや初めての広告出稿であれば何からやったらいいのか、わからないはず。
ズバリ、Instagram広告ではやり方次第では、全く効果がでず失敗してしまうケースが多いのです!
そこで今回は、Instagram広告でよくある失敗例と費用対効果を高める方法について解説します。過去の広告運用結果から、SNS-BUZZで特定した広告効果の出ない原因を解説しつつ、広告効果を高める3つのポイントをご紹介。
この記事で広告効果の知見を獲得し、あなたのビジネスを成功に導く活路を開きましょう。それでは参ります。
目次
Instagramで広告効果が出ない5つの原因


Instagramで広告効果の出ない原因は、下記の5つです。
- 原因1:ターゲットを選定しない広告出稿
- 原因2:テキストであふれたクリエイティブ
- 原因3:エンゲージメントベイトが入った広告文章
- 原因4:タイトル、クリエイティブ、LPに一貫性がない
- 原因5:広告予算が少なすぎる
いざInstagramで広告を出す際に同じ轍を踏まないよう、広告効果の出ない原因をしっかり頭に入れておきましょう。それぞれ解説していきますね。
原因1:ターゲットを選定しない広告出稿


ターゲットユーザーを選定しないInstagramの広告出稿は、効果が出ない原因の一つです。なぜなら、「誰に見てもらうのか」が決まっていない広告は、誰の心も動かさないからです。
仮に、渋谷で居酒屋を営む事業者が「誰にでも来店してほしい」という想いからターゲットを選定せず、Instagramで広告を出したとします。果たして広告効果は出るでしょうか?
もちろん、出ませんよね。「誰にでも来店してほしい」という想い、一見聞こえは良いものの、言い換えれば「お客さんになるなら誰でいい」ということです。
ちなみに、渋谷は約3800店舗もの飲食店がひしめく競争地区。実際に渋谷の居酒屋へ訪れるお客さんは、「おしゃれな居酒屋」「個室のある居酒屋」などといった特定の条件に合う居酒屋を選んで訪れるはずです。
そのため、「どんなお客さんに来てほしいか」というターゲットを選定しない広告は、誰の目にも止まりませんし、誰の心も動かしません。
ターゲットとなるお客さんが何歳なのか、女性なのか男性なのか、何を求めているのかなどを選定したInstagram広告の出稿でなければ効果は出ないのです。
原因2:テキストであふれたクリエイティブ


テキストであふれたクリエイティブではInstagramの広告効果は上がりません。ユーザーにわかりづらいテキストや無駄に文量だけが多い中身のないテキストは、クリエイティブの質を下げ広告を通して伝えたいメッセージの妨げになります。
また、下記Facebookの公式調査によれば、クリエイティブ内のテキストを20%未満に抑えると広告効果が高くなると実証されています。
画像内のテキストを20%未満に抑えると、パフォーマンスが高くなることがわかっています。これを踏まえ、メッセージが効果的に伝わるように明確で簡潔な短いテキストを使うことをおすすめします。
引用元:About Text in Ad Images
もちろん一概には言えませんが上記の通り、クリエイティブ内のテキストはユーザーに読みすくわかりやすい文章と文量に越したことはありません。厳密に20%を守る必要はなくとも、クリエイティブの品質を落とすテキストは広告効果の低下に繋がります。
原因3:エンゲージメントベイトを狙った広告文章


エンゲージメントペイドを狙った広告文章は、Instagramで広告効果の出ない原因となります。
Instagramにおけるいいねやシェアなどのユーザー行動は、アカウントの評価を高める重要な指標。ユーザーから高い評価を受けた投稿は、Instagramのアルゴリズムに探知され、タイムラインに露出される頻度が高くなります。
つまり、エンゲージメントペイドによって出稿した広告を多くのユーザーに見られるようにできるのです。もちろん、Instagramアカウントのエンゲージメント率やリーチ数を荒稼ぎしようと、ユーザー行動を恣意的に操作・誘導するのはあってはならない行為そのもの。
2017年12月にFacebookが、エンゲージメントベイトを狙ったアカウントおよび投稿の評価を引き下げると発表したため、以降露骨なエンゲージメントベイトは見られなくなりました。
後々知らなかったでは今後のInstagram運用に大きな支障が出ます。エンゲージメントベイトを疑われる広告を出さないよう、細心の注意を払いましょう。
原因4:タイトル、クリエイティブ、LPに一貫性がない


T広告のタイトルやクリエイティブ、LP(ランディングページ)に一貫性のないInstagram広告では、有効的な効果が上がりません。
タイトルやクリエイティブ・LPがバラバラでは、広告を通してユーザーへ伝えたいメッセージが伝わりません。最悪ユーザーへ混乱や戸惑いをもたらす危険性もあるのです。
例えば、焼肉屋さんがInstagramに広告を出稿したとします。広告のタイトルには「当店自慢のメニュー3選」、クリエイティブに「部位の説明画像」、LPに「お店の場所」がそれぞれ記載してある広告を見てあなたはどう思いますか?焼肉屋さんにどんな印象を抱きますか?
一言で言えば、「わけがわからない」ですよね。タイトルやクリエイティブ・LPに一貫性がなければ、広告効果が出ないのはもちろん、そもそも広告としても成立しません。
Instagram広告においてタイトル・クリエイティブ・LPは三位一体。3つの要素に一貫性があってはじめて、ユーザーにメッセージが伝わる広告となり得るのです。
そのため、タイトル・クリエイティブ・LPは3つでワンセットと捉え、ユーザーにメッセージを伝える広告を作成するよう心がけましょう。
原因5:広告予算が少なすぎる


広告予算が少なすぎると、Instagramの広告効果を上げづらくなります。なぜなら、少ない広告予算では、取得できるデータ量やユーザーへの表示回数が少なくなるため、結果として広告効果が期待しにくくなるからです。
最低100円から広告出稿が可能なInstagram。少額の予算から始められるのはメリットでもありますが、少なすぎる予算では、広告効果の改善に必要なデータが集まりづらくなります。また、ユーザーへ表示できる回数も減るため、広告効果が出ない悪循環に陥るのです。
一見すると魅力的な100円から出稿可能なInstagram広告ですが、ある程度の予算を組まなければ、広告効果を高める施策が行えません。
もちろん、一概に予算をかければ広告効果が高くなるわけではありませんが、改善に必要なユーザーデータや表示回数を担保できないほどの低予算では、Instagramで広告効果を上げるのは難しいでしょう。
Instagramで広告効果を高める3つのポイント


「広告効果の出ない原因はわかったけど、じゃあどうすれば広告効果が上がるの?」と、上記を読んで思っている方もいるはず。ここからはInstagramの広告効果を高める下記3つのポイントを解説していきます。
- ポイント1:ターゲットユーザーを決める
- ポイント2:引きのあるクリエイティブを作る
- ポイント3:一貫性のある動線を作る
広告効果の出ない原因と出るポイント、両輪を揃え目的を果たすInstagram広告を出稿しましょう。それぞれ解説していきますね。
ポイント1:ターゲットユーザーを決める


Instagramで広告出稿する際は、ターゲットユーザーを決めましょう。上記でも解説しましたが、「誰に広告を見てもらうのか」というターゲットユーザーを選定していない状態では、誰の興味や関心も引けず、ただ広告を流しているだけになってしまいます。
そのため、あなたの商品・サービスはどんな人に利用してもらうものなのかを考え、今抱えている悩みは何か?利用すればどう悩みは解決するのかというターゲットユーザー像を設定の設定が重要です。
Instagram広告は、定めたターゲットユーザーへ向け出稿してはじめて効果が出るもの。軽視せず、ターゲットユーザーの設定に注力しましょう。
ポイント2:引きのあるクリエイティブを作る


ハイインパクトかつターゲットユーザーの興味や関心を引くような広告クリエイティブを作りましょう。なぜなら、Instagram広告は投稿の間に表示されるため、引きのないクリエイティブではユーザーの記憶に残らずそのまま流し見されてしまうからです。
また、最初の数秒でユーザーを惹きつけるハイインパクトなクリエイティブでなければ、流し見される可能性は一層高まります。そのため、広告クリエイティブでは最初の数秒が勝負。
ターゲットユーザーの興味や関心を引くハイインパクトなクリエイティブになるよう意識して作成しましょう。
ポイント3:一貫性のある動線を作る


Instagramに出稿する広告には、一貫性のある導線をつくりましょう。広告の構成要素であるTDやクリエイティブ、LPに一貫性がなければ、あなた広告を通して伝えたいメッセージはユーザーに届きません。
ユーザーは表示された広告のTDやクリエイティブ、LPを順に見ることで認知や購買意欲を高め、購買行動を起こします。そのため一貫性やユーザーへの動線を意識してTDやクリエイティブ、LPを作成しなければ効果の高い広告にはなり得ません。
広告を構成するTDやクリエイティブ、LPには一貫性とユーザーへの動線づくりの構築を念頭に効果の高い広告を作成しましょう。
他のSNSと比べてInstagram広告の効果は良いのか?


ここまでInstagramの広告効果について解説してきましたが、そもそもInstagramの広告効果は、他のSNSと比べて良いのでしょうか。
結論、他SNSと比べInstagramが特筆して広告効果を出しやすいソーシャルメディアというわけではありません。かといって、Instagramが他SNSと比べ広告効果を出しづらいわけでもないのです。
仮に広告効果の上がりやすいSNSがあるのであれば、そもそも広告効果で困ったりしませんよね。では、広告効果を高めるためには何を基準にSNSを選べばよいのでしょうか?
その基準は、ターゲットとなるユーザーがそのSNSにいるかどうかです。下記の表は、主要SNSを利用している国内ユーザーの特色をまとめたデータ一覧です。
SNSの媒体名 | MAU | 性別比率 (男性:女性) | アクティブユーザーの年齢層 |
---|---|---|---|
3,300万人 | 3:7 | 20代・30代・40代 | |
4,500万人 | 5:5 | 20代・40代 | |
2,600万人 | 6:4 | 40代・50代 | |
Youtube | 6,500万人 | 5:5 | 40代 |
Tiktok | 950万人 | 5:5 | 20代・30代・40代 |
上記の通り、SNSによって主要なユーザーの年齢層や性別は異なるため、不作為に広告出稿するSNSを選んでは、広告効果が上がらづらくなってしまうのです。
そのため、広告を出稿する大前提としてターゲットユーザーがいるかどうかを確信し、適切なSNS選びが重要です。
広告データを活用し費用対効果を高めよう


広告出稿から得られるデータをもとに、改善を繰り返し費用対効果を高めましょう。もちろん、Instagram広告は出せばすぐに効果が出るものではありません。
むしろ広告を出してから、どれだけ広告効果を高める改善を繰り返せるかどうかが重要です。また、改善の際には「広告が何人のユーザーに見られたか」「ユーザーの何人が最後まで広告を見てくれたのか」などの広告データをもとに行う必要があります。
事実をもとに適切な課題を特定・改善しなければ、的外れな改善にコストを書けることになり、いつまでも広告効果が見込めなくなってしまいます。
広告効果は積み重ねで実るもの。出稿と改善を繰り返し、Instagram広告の費用対効果を高めましょう。
まとめ
今回は、Instagram広告でよくある失敗例と費用対効果を高める方法を解説しました。
広告出稿先にはターゲットユーザーの多い適切なSNS選びが重要です。また、下記3つの広告効果を高めるポイントを意識して広告を出稿しましょう。
- ポイント1:ターゲットユーザーを決める
- ポイント2:引きのあるクリエイティブを作る
- ポイント3:一貫性のある動線を作る
下の記事では、Instagram広告の特徴や費用はもちろん、出し方にいたるまで網羅的に解説しています。Instagramで広告運用する際の参考書として活用していただける実践ベースの記事となっているので、気になる方は参考にしてください。
→Coming soon
この記事があなたのInstagramでの広告施策を成功に導く一助となれば幸いです。