コロナ禍でのステイホームの風潮もあり、近年大きな盛り上がりを見せているライブ配信アプリ。投げ銭などで稼ぐライバーと呼ばれる人たちも増えています。
インスタにもライブ配信機能が備わっていますが、このインスタライブでも稼ぎが得られるのを知っていましたか?
あなたが普段からインスタライブを発信しているなら、「ライブ配信アプリより気軽に稼げそう!」と挑戦に前向きなのではないでしょうか。
しかし、インスタライブは気軽に配信はできても、収益化するには十分な戦略が必要です。
「そもそもインスタライブでどうやって稼ぐの?」
「どうしたら稼げるライブにできるんだろう…」
「ただライブを配信するだけじゃダメなの?」
いざ挑戦しようと思っても、始める前にこんな悩みを抱えてしまいませんか?
ボタン1つで簡単に配信ができる分、その前段階の戦略を考えるなんて発想自体が出てきませんよね。
今回はそんな悩みを解消するため、インスタライブで稼ぐための戦略を5つのSTEPで解説します。
人気のライブ例も紹介するので、戦略の立て方がわかるだけでなく、ライブの中身のイメージもつけられますよ。
インスタライブで稼げる仕組み(バッジ機能)とは?
インスタライブはバッジ機能によって稼ぎを得ることができます。
バッジ機能とは投げ銭のことで、視聴者にバッジを購入してもらい、購入金額に応じて稼ぎが決まる仕組みです。
そのため、インスタライブで稼ぐにはいかに多くの視聴者にバッジを購入してもらうかを考える必要があるんですね。
ライブの戦略を立てる前に、まずはバッジ機能についてしっかりと理解しましょう。
バッジ機能を使うための条件
バッジ機能をインスタライブで使うには3つの条件を満たしている必要があります。
条件を満たしていないとバッジ機能が使えずインスタライブでの収益化ができないので、以下の条件を事前に必ず確認しましょう。
- 18歳以上である
- ビジネスアカウントかクリエイターアカウントである
- パートナー収益化ポリシー、コミュニティ規定、コンテンツ収益化ポリシーに準拠している
特に注意したいのがアカウント設定です。最初の設定ではビジネスアカウントにもクリエイターアカウントにもなっていないので注意してくださいね。
アカウントの切り替えはアカウントページの『設定』から『アカウント』へ進み、『プロアカウントへの切り替え』からできます。
バッジ機能の単価
インスタライブで購入できるバッジは『120円』『250円』『610円』の3種類です。購入されると下記の画像のようにハートマークが表示されます。
一見単価が低いように見えますが、インスタライブはライブ中に何度もバッジを購入できるのが特徴。
そのため、事前に準備をしてしっかりファンを獲得できれば、一度のライブで10万円以上稼ぐことも可能なんですね。
また、バッジ機能には視聴者のバッジ購入金額や、バッジを3つ以上買ってくれた視聴者を通知で確認できる機能も備わっています。
バッジ購入者にストーリーで感謝を伝えられる機能もあるので、購入者には目に見える形で感謝を伝え、少しずつファンを増やすことが稼ぎへの近道ですよ。
ライブを見てもらうためにやるべき5つのSTEP
インスタライブで稼ぐには、まず多くの視聴者に見てもらう必要があります。
どんなに内容が凝ったライブでも、バッジを購入してくれる視聴者がいなければ稼ぐことはできません。
そこでここからは、視聴者を集めるために配信前にやるべきことを解説していきます。
「今までなんとなく配信してたし、うまくできるかな…」という不安があっても大丈夫。そんなあなたのために、手順を追いやすいよう5つのSTEPに分けて解説しますよ。
上記のSTEPを1つずつ確認しながら、稼げるインスタライブにしていきましょう。
STEP1:ターゲットを決めよう
まずはじめにやるべきなのは、どんな人に向けたライブ配信にするかターゲットを決めることです。
例えば、自分の趣味とは全く違う映画は見たいと思わないし、ましてそれにお金を払おうとは思いませんよね?
映画と同じく、インスタライブも興味を持たれなければ見てもらうことは出来ません。
ターゲットが決まっていないと、どんな人に何をすれば興味を持たれるかがわからず、誰にも見られない、見られてもバッジを購入されないライブになってしまいます。
視聴者が少なく稼げないライブを避けるためにも、必ずターゲットを決めてから配信を行いましょう。
ターゲットを決める時は、『どの性別の』『どの世代の』『どんな趣味の』『どんな職業の人に』興味を持ってもらうかを考えるといいですよ。
STEP2:配信内容を決めよう
ターゲットが決まったら、次は配信内容を決めましょう。
配信内容はターゲットの好みに合わせるだけでなく、自分が配信しやすいものを選ぶのが重要です。
なぜなら、インスタライブで稼ぐには配信を長期的に継続し、ファンを増やしていく必要があるからなんですね。
ターゲットに合わせて自分の苦手なことや知らないことを発信しても、継続しないだけでなく内容も薄くなってしまい、収益化に繋がらない可能性が高いです。
ライブ配信を継続していくためにも、ターゲットに合わせた自分の得意分野の配信をしていきましょう。
また配信する内容だけでなく、発信の仕方も稼ぎに大きく関わってきます。
例えばメイクの実況配信をしようと思っても、同じジャンルの競合アカウントは非常に多いです。
既に人気のあるアカウントと新しいアカウント、あなたならどちらの配信を見たいと思いますか?
恐らく多くの人が人気のあるアカウントの配信を見るでしょう。そのため、発信の仕方で差別化を図る必要があるんですね。
同じメイク配信なら、例えば顔半分ずつ違うメイクをして違いを見せるなど、他にはない独特な発信方法を考えるのが重要です。
STEP3:配信する時間帯を決めよう
内容の次に決めるのが配信する時間帯です。
どのSNSも時間帯によってユーザーに見られる数が大きく変わります。もちろんインスタも例外ではありません。
上記の表はインスタの時間帯別のユーザー数を表しており、緑が濃くなるほどユーザーが少なく、赤が濃くなるほど多くなっています。
表を確認すると、平日では7~9時の通勤通学の時間帯や仕事終わりの17時以降、休日は8時以降にユーザーが多いことがわかりますね。
しかし、ただ単純にユーザー数が多い時間帯に配信を行えばいいという訳ではなく、最初に決めたターゲットに合わせた時間選びが必要です。
例えば、深夜に働いている人をターゲットにしているのに朝の時間帯に配信をしても、視聴者は増えそうにないですよね。
そのためユーザー数の多さだけでなく、自分のターゲットが多そうな時間帯を選んで配信しましょう。
STEP4:練習機能を使って準備しよう
配信する時間帯まで決まれば、配信の準備はおおむね完了です。
とはいえ、
「まだ心の準備ができてない…」
「本番で失敗してしまったらどうしよう…」
「もう少しイメージを固めてから実践したい」
と不安にもなりますよね。
そんなあなたのために、インスタライブには練習機能が備わっています。
『共有範囲』から設定でき、誰にも見られず練習できるだけでなく、最大3人にライブを公開することもできるので、リアルタイムで意見をもらいながら練習ができるんですね。
また、練習中の配信は保存もできるので、後から自分で見直すこともできます。
練習機能を使えば、しっかり自信がついた状態でライブ配信ができますよ。
STEP5:投稿やストーリーで告知をしよう
練習機能で実際のライブのイメージが掴めたら、投稿やストーリーを使ってライブの告知をしましょう。
いくら配信の戦略を練っても、配信すること自体が知られていなければ視聴者を集めることはできません。
インスタは他のライブ配信アプリと違い、写真投稿やストーリー機能によって配信と告知を同じアプリ内で行なえます。
事前に配信する時間や内容を告知し、視聴者を確実に集めていきましょう。
配信の内容すべてを知らせるのではなく、一部だけを告知してユーザーに『もっと知りたい!』と思わせるのも視聴者を増やすコツですよ。
人気のインスタライブ例
ここまでの内容が理解できれば、あとは配信を実践するのみです。
しかし、「事前の準備は理解できたけど、ライブ中のイメージがまだできない…」という人もいるはず。
そんなあなたのために、ここからは人気のインスタライブの例を紹介していきます。
本気でインスタライブで稼ごうと考えるのなら、まずは実際の成功例を真似る所からはじめてみましょう。
日本一のフォロワー数『渡辺直美さん』
日本一のフォロワー数を誇る渡辺直美さん。なんと960万人を超えるフォロワーを獲得しています。
渡辺直美さんはコメントにリアクションをしたり、最近あったことを話すなど雑談メインの配信が特徴です。
芸人さんならではの面白いトークや自身のぶっちゃけトークまで、幅広い内容が人気の秘訣となっているんですね。
あなたが既にある程度のフォロワーや固定のファンを獲得しているなら、渡辺直美さんのようにあえて自然体の姿を配信してみてはいかがでしょうか。
質問回答が人気『紗栄子さん』
タレントとして幅広い活動をされている紗栄子さん。現在では2人のお子さんを持つママタレントとしても活躍中です。
リアルタイムで投稿される子育ての悩みやファッションについての質問に、飾らず素直に答えるライブが人気を集めています。
普段知ることのできないプライベートの部分まで正直に答え、共感を集めているのが支持されている理由です。
紗栄子さんのような視聴者参加型のライブは、視聴者に身近に感じてもらうことでリピートしてもらえる効果もあるんですね。
メイク動画で商品紹介『ETUDE』
手軽なお値段の韓国コスメが人気の『ETUDE』。
自社の商品を使ったメイクの紹介を、独特な企画で配信しているのが特徴です。
こちらの配信は東京、札幌、大阪、名古屋、福岡に分かれてメイク対決をするという企画で、各地のショップスタッフがコラボ機能でメイク指導を直接行っています。
ただメイクの指導をするだけでなく、各地でそれぞれ違ったメイクの方法を紹介しており、視聴者を飽きさせない工夫がされているんですね。
メイク紹介のような実践的な内容で視聴者の関心を引き、さらに他にはない企画で差別化も図れている成功例です。
インスタ以外で稼ぎに繋がるライブ配信アプリ
インスタライブで稼ぐイメージができたあなたなら「他のライブ配信アプリでも稼ぎたい!」という考えも出てくるのではないでしょうか?
そこでここからは、より稼ぎを増やしていくために、インスタ以外で稼ぎに繋がるライブ配信アプリを紹介していきます。
それぞれ特徴が違うので、あなたが稼ぎやすそうだと思えるアプリを選んでみてくださいね。
インスタと並行して使うことによって、より稼ぎを増やせますよ。
海外リスナーも多い『17LIVE』
近頃海外のユーザーが増え、『いちなな』から『ワンセブン』へと呼び方が変わった『17LIVE』。
最大の特徴はユーザーが無課金で有料アイテムを手に入れられる点です。
ライブ配信アプリの稼ぎ方である投げ銭は、通常お金を払ってアイテムを買ってもらうことで稼ぎに繋がります。
しかし、17LIVEでは毎日のログインやキャンペーンなどで無料でアイテムが手に入るので、視聴者は気軽に投げ銭を行うことができるんですね。
視聴者の投げ銭への心理的、金銭的なハードルが低い分、配信者も稼ぎやすいのが17LIVEの魅力です。
投げ銭の還元率が高い『ふわっち』
『ふわっち』は投げ銭の還元率が高く、多くの稼ぎが得られるのが特徴のライブ配信アプリです。
通常、投げ銭の還元率は17~30%ほどで設定されているのに対し、ふわっちは50%とかなり高く設定されています。
また、ふわっちはランキング報酬や配信の盛り上がりによって換金できるポイントが付与されるので、投げ銭以外でも稼げるんですね。
還元率が高く稼ぐ手段も多いふわっちは、手頃に大きく稼ぎたいという人におすすめのアプリです。
配信時間でも稼げる『Pococha』
芸能人ユーザーが少なく、一般の方が中心でアットホームな雰囲気が特徴の『Pococha』。
投げ銭で稼ぐのが一般的なライブ配信アプリには珍しく、配信した時間に応じた報酬もあるのが魅力です。
18段階のランクに応じて配信時間でもらえる報酬が変わり、8段階目のランクになれば配信しているだけで時給1000円が確定で稼げます。
もちろん投げ銭で稼ぐこともできるので、時間に余裕があり配信に長い時間をさける人はPocochaを使うと稼ぎやすいですよ。
まとめ
今回はインスタライブで稼ぐためにやるべきことを解説しました。
インスタライブは配信前の準備段階で稼げるかどうかが大きく左右されます。
以下のSTEPに沿って、稼ぐための戦略を持ったライブ配信をしてくださいね。
1つずつ丁寧に段階を踏んで、まずは視聴者を増やすところからはじめていきましょう。
この記事があなたのインスタライブでの稼ぎのキッカケになれば幸いです。