サイト訪問数3.2倍!インスタで商品販売するやり方

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コロナ禍で仕事やプライベートなど思うように動けない今の時期、下がってしまった売上を上げるためにECサイトを作った人もいるのではないでしょうか。

しかし、ネットでの商品販売は簡単に始められる反面、その分競合が多く工夫も必要なため売上を上げるのは難しいんですね。

そんな中で売上を上げるために有効なのが、インスタのショッピング機能を使った販路拡大です。

しかし、インスタでの商品販売も簡単ではありません。

「インスタの商品販売はどうやるの?」
「本当にインスタの商品販売で利益が出せるの?」
「インスタのショッピング機能を使うとどんないいことがあるの?」

といった疑問があるのではないでしょうか。

また、いざインスタで商品販売をしようと思っても、利用するまでには多くの複雑な手順を踏む必要があります。

調べてみてもサイト毎に解説している内容が違っているので、理解するのが難しく利用する前に挫折しそうになってしまいますよね。

そこで今回は、同じような悩みを抱えているあなたのためにインスタのショッピング機能を使うまでの手順を簡単に解説。使うメリット・デメリットまで紹介します。

合わせて、インスタを使った商品販売の成功例も紹介するので、この記事を参考に今後の商品販売に活かしてください。

目次

インスタの商品販売(ショッピング機能)とは

インスタのショッピング機能(Shop Now)は、インスタの投稿から直接ECサイトへアクセスできる機能です。

インスタでは本来投稿にリンクを貼ることができず、プロフィールのページに飛んでもらわなければサイトへの誘導ができません。

しかし、ショッピング機能によってユーザーがプロフィールに飛んだり検索をし直す手間が省け、気軽に商品を購入できるようになるんですね。

海外ブランドのアカウントで多く使われていますが、日本でも企業のネットショップを中心に幅広く活用されはじめています。

インスタの商品販売(ショッピング機能)3つの特徴

インスタのショッピング機能を使う前に、まずは詳しい特徴を理解しておきましょう。

特徴を理解することで、はじめて利用するあなたでもスムーズにショッピング機能を使えるようになります。

以下の3つが大きな特徴なので、利用手順を踏む前に抑えておいてくださいね。

インスタの商品販売(ショッピング機能)3つの特徴
  • 投稿に商品タグがつけられる
  • 費用がかからない
  • Facebookアカウントが必要

以下で詳しく解説していきます。

1.投稿に商品タグがつけられる

ショッピング機能を使うと、通常の投稿のタグ付けのように商品タグをつけられます。

あなたはインスタを見ていて、欲しい商品が見つかったのに結局買わなかったなんて経験はありませんか?

投稿を見た時は欲しいと思っていても、そこから別のサイトに移動したり商品を検索し直すのは手間がかかるし面倒ですよね。

あなたの投稿を見た人にもこの手間が面倒だと思われてしまうと、せっかく商品に興味を持ってくれたのに離脱してしまい売上を逃す可能性があります。

しかし、商品タグを付ければ探し直す手間を省いてその場で購入できるので、ユーザーの離脱を防げて売上に繋げやすいんですね。

2.商品の一覧表示ができる

インスタのショップ機能では、機能を利用した投稿が9件以上ある場合、『ショップを見る』ボタンから商品一覧を表示できるようになります。

出典元:baycrews

自分の好みの商品が揃っていても、投稿をさかのぼって欲しい物を探すのは手間がかかりますよね。

商品一覧を表示することによって、ユーザーに投稿をさかのぼる手間をかけさせず商品を購入してもらえます。

また、一覧から目当ての商品以外の物が売れる可能性もあるので、売上に繋げやすい機能なんですね。

3.Facebookアカウントが必要

ショッピング機能を利用するには、Facebookのアカウントを持っている必要があります。

利用までの手順でインスタのアカウントをFacebookにリンクし、商品カタログを登録するからなんですね。

登録には時間がかからないので、まだ持っていないという人は事前にアカウントを作っておいてくださいね。

Facebookでアカウント作成したい方は以下のリンクからどうぞ。

インスタで商品販売をするメリット・デメリット

インスタでの商品販売は多くのメリットだけではなくデメリットも存在します。

メリットだけに目を向けてデメリットを考えずに実践に移すと、思ったように売上が上がらないだけでなく、有効な施策をいつまでもとれない事態にも繋がってしまうんですね。

そのため、まずはメリットとデメリット両方の側面を押さえておきましょう。

以下でメリット、デメリットに分けて詳しく解説するので、しっかり理解してから実践に移してくださいね。

インスタでの商品販売(ショッピング機能)のメリット

インスタで商品販売をする最も大きなメリットは、商品の魅力を画像や動画でわかりやすく伝えられる点です。

もしカタログに商品の写真がなく色や素材の説明だけが載っていたら、どんな商品なのかわからず買う気は起きませんよね。

インスタでは単純な商品の画像だけでなく、それを使用している様子を写真や動画で投稿できるので、ユーザーに商品のイメージが伝わりやすいんですね。

上記の投稿のように、実際に商品を着用している写真は商品の大きさや色合いをわかりやすく伝えられます。

さらに、商品タグによってイメージが新鮮なまま購入ページに誘導できるので、ユーザーを逃すことなく売上に繋げることができますよ。

また2019年時点での国内ユーザーの数が3,300万人と非常に多く、日本のユーザーは1日に何度も投稿を確認する特徴があるので、多くの人の目に留まるインスタは集客ツールとして適切なんですね。

インスタでの商品販売(ショッピング機能)のデメリット

インスタで商品販売をするうえでのデメリットは、商品によっては売上が見込めないという点です。

インスタのメインユーザーは10代〜30代が中心となっています。そのため、売りたい年齢層が高い場合は多くの売上が見込めないんですね。

また、既にフォロワーの多いアカウントを使用すれば問題ないのですが、これから新しくアカウントを作ろうとするとフォロワーを増やすのにも時間がかかってしまいます。

したがって、商品販売を行ったとしても即効性のある販路ではなく、売上につながるのに時間がかかるなどのデメリットがあります。

中長期的な目線でインスタを運用しつつ、短期的に売上を上げるために別の施策を試す必要もあることを覚えておきましょう。

インスタの商品販売で成功した実例

デメリットを踏まえると、

「本当にインスタで商品販売して売上あがるの?」
「実際に成功している事例とかってあるの?」

といった疑問を思うはず。そこでここでは成功事例を紹介します。

商品販売を始める前に、成功しているアカウントはどれだけ売上を伸ばせたのか、どんな方法を実践しているのか参考にしましょう。

これから始めるのであれば、成功事例を参考に施策へ落とし込み実行していくのが一番の成功への近道ですよ。

インスタを使って一躍有名ブランドになった『BOTANIST』

今では多くの人が知っているシャンプーブランドの『BOTANIST』。

知っていましたか?ここまで幅広く知られるようになったのはインスタがキッカケです。

『BOTANIST』はブランディングを意識した投稿とアカウント作りが特徴で、アカウントページを見てみるとオシャレで魅力的な写真が並んでいます。

そこにショッピング機能を加えて直接商品を購入できるようにしたことにより、導入してから商品ページのクリック数が過去最大になりました。

あえて全ての投稿に商品タグをつけないことによって、ビジネス感を消してインスタアカウントを運用したのが、成功の理由のひとつです。

コレクション機能の活用でサイト訪問数3.4倍『songdream』

横浜、名古屋、神戸などに店舗を構える『songdream』は、ヨーロピアンモダンをテーマにしたインテリアショップです。

『songdream』は投稿への工夫だけでなく、ショッピング機能のコレクションをうまく活用して売上を伸ばしています。

ダイニングテーブルやソファなど商品ごとにコレクション分けをしているので、見たい商品の比較がしやすくなっているんです。

この工夫の結果、ECサイトへの訪問数が前年の3.4倍まで上昇する結果が出ているんですね。

動画投稿で商品のイメージをしやすく『MAJOLICA MAJORCA』

『MAJOLICA MAJORCA』は『まるで魔法がかかったように』がコンセプトの資生堂のコスメブランドで、若い世代を中心に人気を集めています。

アカウント運用が特徴的な『MAJOLICA MAJORCA』は、コスメブランドならではの工夫で売上を伸ばしています。

動画投稿をうまく使い、単純な商品紹介だけでなく商品を使った実際のメイクの仕方やメイク後のビフォーアフターをわかりやすく紹介しているんです。

映える画像だけでなく、実際に使用したイメージやユーザーにメリットを感じてもらうことで成功した例ですね。

インスタで商品販売をスタートするまでの5つのSTEP

メリットや実例がわかったところで、実際にショッピング機能を使うための手順を解説していきます。

ショッピング機能を使うために必要なのは以下の5つのSTEPです。

STEP
ショッピング機能を利用するための条件をクリアしよう
STEP
ビジネスアカウントに切り替えよう
STEP
Facebookでショップ、商品カタログを設定しよう
STEP
アカウント審査を受けよう
STEP
投稿にショッピングタグを追加しよう

ひとつずつわかりやすく解説していくので、参考にしながら進めてみてくださいね。

STEP1:条件をクリアしよう

インスタのショッピング機能を利用するためには、以下の条件をクリアしている必要があります。

  • ショッピング機能が利用可能な国に拠点がある
  • サービスなどの無形のものではなく、形のあるものを販売している
  • 販売者契約、コマースポリシーを遵守している
  • ビジネス目的のECサイトで販売する予定である

コマースポリシーなどの詳細は公式サイトで確認できるので、気になる人はチェックしてみてくださいね。

STEP2:ビジネスアカウントに切り替えよう

条件をクリアしていることが確認できたら、アカウントをビジネスアカウントに切り替えましょう。

ビジネスアカウントでない通常のアカウントでは、ショッピング機能を使うことができません。

アカウントページの『設定』から『アカウント』に進み、選択肢の一番下の『プロアカウントに切り替える』から変更できます。

インスタビジネスアカウント切り替え

その後カテゴリ選択の後に出てくる選択肢で『ビジネス』をクリックし、Facebookとリンクすれば切り替え完了です。

こちらの記事で画像付きでより詳しく手順を解説しているので、参考にしてみてくださいね。

STEP3:Facebookでショップ、商品カタログを設定しよう

ビジネスアカウントへの切り替えが完了したら、Facebookに商品カタログを登録しましょう。

まずはFacebookのコマースマネージャーを開き、『カタログを作成』を選択します。

次にカタログタイプの中から『Eコマース』をクリックし、『商品情報をアップロードする』へ進むとカタログの作成は完了です。

後は『アイテムを追加』から商品の登録をすればカタログ設定ができますよ。

STEP4:アカウント審査を受けよう

カタログの登録が完了したら、次はアカウント審査です。

アカウントページの『設定』から『ビジネス』へ進み、そこから『ショッピング』で審査登録ができます。

アカウント情報だけでなく、プロフィールの画像や自己紹介文も審査されるほか、投稿が3件以上ないと承認されないので注意してくださいね。

アカウント審査には数日かかってしまうので、すぐにショッピング機能を使いたいという人は余裕を持って審査登録するといいですよ。

不足している情報があった場合は情報追加の依頼が送られてくるので、もし届いた場合は早めに対応しましょう。

STEP5:投稿にショッピングタグを追加しよう

アカウント審査が完了したら、いよいよショッピング機能を利用できます。投稿にショッピングタグを追加して、販路を拡大しましょう。

投稿の場合はシェア画面で『製品をタグ付け』から、ストーリーの場合はスタンプアイコンから製品スタンプを選択してタグ付けします。

ただタグ付けするだけでなく、タグを付ける位置やハッシュタグなどで工夫をして、あなたが売りたい商品を紹介してみてくださいね。

インスタで商品販売をするうえで注意したいこと

インスタでの商品販売は非常に便利な半面、注意するべきこともいくつか存在します。

知らずに商品販売を続けていると、思わぬトラブルに繋がってしまったり、最悪の場合ショッピング機能が使えなくなってしまうこともあるんです。

これから販路拡大をしようと思った矢先に、トラブルの対処やアカウントの利用停止は絶対に避けたいですよね。

安心して商品販売を行うためにも、事前にしっかり注意事項を理解しておいてくださいね。

ショップなどを通さない個人間でのやり取り

インスタではDMを使って個人で連絡を取り、直接商品を販売するという方法もあります。

しかし、個人間でのやり取りだと料金の振り込みがされないといったトラブルが起こる可能性があり、さらにトラブル時にInstagramからのサポートを受けることができません。

また、発送に伴ってお互いの住所を教え合う必要もあり、プライバシーの面でもリスクがあるんですね。

トラブルやリスクを避けるためにも、しっかりショッピング機能を使って取引するのがおすすめですよ。

違法、規約違反となってしまう商品

インスタのショッピング機能では、模造品や偽造品の販売は規約違反として禁止されています。

規約に違反するとアカウントの停止などの処分を受けるだけでなく、刑事罰を受ける対象になる可能性もあるんですね。

悪気がなくてもブランドのロゴや有名な商品に似ているものを扱ってしてしまうと違反の対象となってしまうので、注意してくださいね。

安心して商品販売を続けるためにも、事前に利用規約を確認しておくといいですよ。

タグの編集、削除

ショッピング機能を使えば様々な投稿に商品タグを付けることができますが、この商品タグにも注意が必要です。

商品タグを複数の画像に付けて投稿すると、投稿後にタグの編集や削除ができなくなってしまいます。

また、Facebookで登録している商品を削除すると、一緒にインスタの投稿についている商品タグも削除されてしまうんですね。

後から投稿のし直しや商品の登録のし直しをするとかなり手間がかかってしまうので、事前に確認してからタグ付けするようにしましょう。

インスタ以外の方法で販路拡大をするには

ここまでの解説を読んで、

「ちょっと自分にインスタは合わなさそうだな…」
「もっと販路拡大がしたいから別の方法も知りたい!」

と考えている人もいるのではないでしょうか。

そんな人のために、ここからはインスタ以外で商品販売の販路を広げる方法も紹介していきます。

あなたの目的に合わせて、最適な方法を選んでみてくださいね。

商品ごとのデータ管理が可能『Facebook』

Facebookにも直接販売ページに繋げられるショップ機能が備わっています。

商品を自由に追加できるのが特徴で、カタログなどを作る手間がかからないんですね。

また、商品ごとに表示数、クリック数、購入数を確認できるので、どんな商品が人気なのかを分析することができます。

Facebookのショップ機能は商品を一覧で表示できるので、商品の比較がしやすくなっているのも特徴のひとつです。

ユーザー層もインスタと違い30代〜40代が中心なので、手間をかけたくない人や売りたい商品が若者向けでない人におすすめですよ。

リツイートで一気に拡散『Twitter』

Twitterで販路拡大を狙う一番のメリットは強い拡散力です。

もしあなたの投稿を目にした人がいい商品だと感じリツイートすれば、あなたが動くことなく大勢の人に商品の情報を拡散することができます。

インスタやFacebookと違い、フォロワーが少なくても多くの人の目に留まる可能性があるのが大きな特徴ですね。

しかし、その分他の投稿もタイムラインの中に多く集中するため情報が流されやすく、テキストだけでなくユーザーの目に留まる画像や動画を使った投稿が必要になります。

上記の投稿のように、プレゼント企画などを使って拡散を狙うのもひとつの手段ですよ。

若者をターゲットにしたいなら『TikTok』

TikTokは若い世代に特に人気が高く、最大の特徴は高い発信力にあります。

フォローや検索を行わなくても投稿された動画を見てもらえるので、他のSNSと違い多くの人を対象に商品のアピールができるんですね。

ショートムービーの投稿になるので、商品を使っている様子や使った後の感想などを表現しやすく、ユーザーが離脱しづらい短時間での宣伝も可能です。

上記の投稿では実際のスタッフの目線から商品紹介をしているので、どんな商品が売れているのか、どんな商品がおすすめなのかがわかりやすく表現されています。

今でもユーザー数が伸び続けているTikTokは、商品を使用するイメージを伝えたい人や、若年層向けの商品を販売したい人におすすめですよ。

販売以外に広告収入もかせげる『ブログ』

既に自分のブログを持っていて運用しているという人には、ブログを使った商品販売も手段のひとつです。

ブログを使うメリットは、ブログのテーマによって販売する商品の種類を選びやすく、ターゲットが絞りやすい点ですね。

出典元:ままはっく

こちらのブログは主婦層に向けた記事が多く、主婦層をターゲットにした抱っこ紐の商品紹介をしています。

また、ブログに広告をつけていればそこからも収益をあげることができるので、複数の手段で売上を上げたいという人にもおすすめです。

しかし、SNSと違い定期的にブログに訪問してもらう必要があるので、時間がかかる点や更新頻度を高く保つ点に注意してください。

まとめ

今回はインスタでの商品販売について解説していきました。

改めて、インスタのショッピング機能を使うための5つのSTEPは以下のとおりです。

STEP
ショッピング機能を利用するための条件をクリアしよう
STEP
ビジネスアカウントに切り替えよう
STEP
Facebookでショップ、商品カタログを設定しよう
STEP
アカウント審査を受けよう
STEP
投稿にショッピングタグを追加しよう

アカウント運用やフォロワー獲得などコツがいるインスタでの商品販売ですが、気軽に販路拡大が狙えるので、5つのSTEPを参考にぜひ実践してみてくださいね。

はじめてインスタで商品販売をするのであれば、既にショッピング機能を使っているアカウントを参考にするのもひとつの手段ですよ。

この記事があなたの販路拡大、売上げアップに少しでも貢献できれば幸いです。

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