2022年時点で世界の45億9,000万人が利用しているSNS。最近では、コミュニケーションツールとしてだけでなく、SNSを集客や販売といったビジネス目的で活用する動きも増しています。
なかでも、インスタ(Instagram)は2019年3月時点での国内ユーザー数が3,300万人を誇る人気SNSです。
そんなインスタで投稿していると、
「工夫して投稿しているのに全然いいねがつかない…」
「どうして自分だけこんなにいいねが少ないんだろう…」
といった悩みを抱えている人もいるでしょう。
自分が「これ良い!」って思った写真でも、意外といいね数が増えないなんてこと、よくありますよね。ただし、いいねがつかないのには明確な理由があります。
いいねがつかない理由をあいまいにしたまま投稿を続けては、かけた時間や手間を後悔しかねません。
そこで、今回はインスタでいいねがつかない・少ない原因を、急に来なくなる理由も交えて解説します。インスタでいいねがつきやすいアカウントの共通点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
インスタでいいねがつかない・少ない=嫌われてるわけではない
大前提として、インスタの投稿にいいねが少ないと感じても、それはあなたが嫌われている証拠にはなり得ません。
いいねがつくかどうかは、次のようなあらゆる要因に左右されるからです。
- アルゴリズムの影響
- 投稿のタイミング
- ハッシュタグの使用の仕方
- フォロワー数 など
また、いいね数の増加は相互作用が鍵であり、積極的に他のユーザーと交流することが重要です。このように多くの外的要因が絡むため、いいねの数だけで自分の価値を測るのは適切ではないといえます。
インスタでいいねがつかない・少ない7つの原因
ここからは、インスタでいいねがつかない・少ない原因を、7つにまとめて紹介します。
そもそものフォロワー数が少ない
まず大前提として、フォロワーが少ないと当然いいねの数も比例して少なくなります。そもそもフォロワー数が少なければ、その分だけ投稿が露出する機会も限られるからです。
1,000人フォロワーがいる人と1万人いる人であれば、投稿後のリーチ数には大きな違いがありますよね。1万人いる人からしたらいいね数500前後もらうことが簡単だったとしても、1,000人のアカウントは難しいです。
上記より、インスタでいいね数がつかない理由としては、まずそもそもフォロワーが少ないのではないか?といった原因が考えられます。
タグ付け・ジオタグなどを活用していない
投稿する際にタグ付けやジオタグなどを利用していますか?
そもそもタグ付けとは、一緒に写っている人のインスタアカウントを載せることをタグ付けといいます。
また撮影した場所のタグをつけることをジオタグということを覚えておきましょう。
このタグ付けにどんなメリットがあるのかというと、相手のインスタアカウントのプロフィールページに掲載されるのです。
自分の投稿が自分のプロフィールからだけではなく友人のプロフィールから飛ぶことができるようになるということ。
つまりタグ付け機能を利用していないということは、露出機会を損失しています。
インスタのいいねがつかないのであれば、一緒に撮った友達や撮影した場所のインスタアカウントを追加してみてください。
投稿にあうハッシュタグがつけられていない
インスタのいいねつかない理由その3は、ハッシュタグの使い方が適切でないということ。
たまにハッシュタグを全く使っていない投稿を見かけます。ハッシュタグを使わなければ露出機会を逃していることになります。
関連するハッシュタグを付けることであなたのアカウントを知らない第三者にリーチできる可能性があるのです。
例えば、「#筋トレ」のみのハッシュタグよりも、「#筋トレ」「#workout」「#ベンチプレス」「#胸トレ」「#エニタイム」
など筋トレに関連するハッシュタグを付けたほうが露出を増やせる可能性がありますよね。
適切なハッシュタグを付けることで、あなたの投稿に興味を持ちやすいユーザーがハッシュタグ検索から投稿をみてくれるかもしれません。
したがって、適切なハッシュタグと適切なハッシュタグ数をつけて、より多くの人にあなたの投稿を露出させていきましょう。
投稿文に共感や学びがない
おしゃれな写真や動画を撮ることだけに力を注いでいませんか?
実はインスタでは写真や動画だけでなく、投稿文章も大切なのです。
写真を見たあとで投稿文章やコメントを読んだ上で、いいねするかどうか判断している人もいます。
いいねが増えない人の投稿でありがちなのが投稿文章が個人的な日記や感想文のようになっていること。
例えば「今日は筋トレしてきた!やっぱり筋トレすると楽しいよね!」といった、ただの筋トレの感想はよくないです。
この文章を読んで、「誰に」「何を」伝えたいのかが明確でなく、読む側に「学び」や「共感」などが一切ありません。
よりよい投稿文にするのであれば
デッドリフトのポイント
- スネとバーを指二本程度の距離に立つ
- 足幅肩幅より少し広めで一番踏ん張りが効く幅
- 骨盤を入れて背中を丸めない
- 息を大きく吸う
- 最初は足の踏ん張りで持ち上げる
- その後、骨盤を前に出していくイメージ
といったように投稿文を変えることで、投稿のイメージが変りますよね。
出来事を淡々と記載するのではなく、「学び」や「共感」が得られうるような投稿文章を心がけましょう。
あなたのインスタ投稿をみてくれる人にとって有益な情報を提供することが大切。
いいねがつかない理由は投稿文章の可能性もあるので、もし日記のような感想文になっているのであれば修正して投稿しましょう。
投稿写真・動画が映えていない
インスタは写真や動画がメインのSNS。
シンプルに写真や動画が映えていない可能性が高いですね。
インスタを使っている人の多くは、被写体が画面にいっぱいになるように撮影をしています。
きれいな写真を撮影するのであれば被写体を画面いっぱいに撮ることはとても重要です。しかし、インスタにおいては工夫が必要。
被写体をメインではなく背景をメインに撮影するのがベストなのです。
背景を意識しつつ撮影は普段よりも5〜6歩程度下がったところから撮影してみると良い写真が撮影できますよ。
上記を試してインスタのいいねを増やせる可能性があるのでぜひトライしてみましょう。
アカウントのテーマに関連しない投稿をしている
よくありがちなのがこれ。テーマと全く合っていない投稿をしていませんか?
インスタでは、決めたテーマにあうペルソナへ投稿をすることで、いいねがつきやすかったりします。アカウントの一貫性はフォロワーが期待する内容を維持することを意味するからです。
例えば、「筋トレに関する情報を発信するアカウント」が「食事の投稿」をするのはテーマに沿っていないですよね。また、突然テーマが異なる内容を投稿するとフォロワーが混乱し、いいね数が低下することがあります。
そもそも影響力がある人であれば上記のような投稿をしてもより多くのいいねが集められます。
自ら他ユーザーと交流していない
あなたはペルソナを自身のプロフィールページや投稿に訪問してもらう施策を行っていますか?
てっとり早いのはあなたのペルソナに自らアプローチすることです。
いいねやコメント、フォローなどのアクションをすることで、ペルソナ側は気になってあなたのアカウントを見に来てくれます。
そうすることであなたの投稿の露出度を増やすことができますよね。
ひとつのひとつの投稿写真や動画にこだわって、ギャラリー上できれいなアカウント設計ができていればいいねが増えるでしょう。
インスタで急にいいねが減る・来なくなる6つの理由
ここからは、インスタで急にいいねが減る・来なくなる理由を、6つにまとめて解説します。
- アルゴリズムの変更・更新
- 急激な投稿内容の変更
- 唐突な投稿頻度の減少
- フォロワーの行動変化
- 同ジャンルの競争激化
- アカウントのシャドウバン
アルゴリズムの変更・更新
インスタは定期的にアルゴリズムを更新しています。これはユーザーにとってより関連性の高いコンテンツを提供するためですが、これにより一部のアカウントの投稿がフォロワーのフィードで見られにくくなることがあります。
結果、アルゴリズムが変わると以前までいいね数を得ていた投稿が新しい基準に適合しない場合、露出が大幅に減少することがあります。
アルゴリズムの変更に対応するためには、最新のトレンドを追い、インスタの公式発表に常に注意を払うことが重要です。また、いいねを促すようなコンテンツを意識して作成することが求められます。
急激な投稿内容の変更
一貫したコンテンツを期待してフォローしているユーザーにとって、突然投稿内容がガラッと変わるのは受け入れがたいものです。
例えば、ファッション関連のコンテンツを期待しているフォロワーに対して突如として食品の写真を投稿すると、いいね数は自然と下がります。
フォロワーが求めるコンテンツを理解し、徐々に変更を導入することが、離れるフォロワーを最小限におさえる戦略として効果的です。
唐突な投稿頻度の減少
定期的な投稿はフォロワーにとって予測可能性と安心感を提供します。
そのため、投稿頻度を突然変更すると、フォロワーの期待と異なり、いいね数の低下を招くことがあります。特に頻繁に投稿していたアカウントが突如投稿頻度を減らすと、フォロワーが他のコンテンツに興味を移す可能性があります。
フォロワーの行動変化
季節変動や社会的なイベント(例:祝日、選挙、スポーツイベントなど)は、ユーザーのインスタ内での行動に大きく影響します。
これにより、通常期と比べていいね数が減少することがあります。これらの要因はコントロールできないため、イベントカレンダーを意識した投稿計画を立てることが有効です。
同ジャンルの競争激化
同じニッチやテーマで活動しているアカウントが増えると、フォロワーの注意が分散し、個々の投稿へのいいねが減少することがあります。
この問題に対処するには、他のアカウントと差別化を図ることが重要です。ユニークな視点を提供したり、フォロワーとの直接的なコミュニケーションを増やしたりすることで、競争から抜きん出ることが可能です。
アカウントのシャドウバン
インスタは特定の行動を取るアカウントに対して、目に見えない制限をかけることがあります。これは「シャドウバン」と呼ばれ、スパム行為や不適切なコンテンツの投稿、規約違反などが原因で発生することがあります。
もちろん、シャドウバンを受ければこれまでのように投稿ができなくなるため、いいね数の減少は避けられません。
シャドウバンを避けるためには、インスタのコミュニティガイドラインを遵守し、健全なユーザー活動を心がけることが重要です。
インスタのいいねに関する基礎知識
いくらいいねを増やそうと意気込んでも、そのいいねに関する知識が乏しくては、思うように増やすことはできません。
そこで、ここからは次のトピック別でインスタのいいねに関する基礎知識を解説します。
- 投稿にいいねがつく仕組み
- 1投稿あたりの平均いいね数
- いいねがつきやすい時間帯
投稿にいいねがつく仕組み
インスタのいいねは、ユーザーがコンテンツに対して好意を示す方法です。
アルゴリズムはユーザーの過去の行動パターンを分析し、興味がありそうな投稿をフィードに表示します。
ユーザーがフィードをスクロールしているときに目に留まり、気に入ったものに対していいねをすることで、そのエンゲージメントが計測されます。
アルゴリズムはこれらのデータをもとに、さらに関連性の高いコンテンツを推薦していくわけです。
インスタのいいね機能をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
1投稿あたりの平均いいね数
1投稿あたりの平均的ないいね数はアカウントの規模やフォロワーのエンゲージメント度によって大きく異なります。
小規模なアカウントでは数十から数百、大規模なアカウントでは数千から数万のいいねを得ることが一般的です。重要なのは絶対数ではなく、フォロワーとの関係性やエンゲージメントの質です。
インスタにおけるいいね数の平均をより詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。
いいねがつきやすい時間帯
AppApeの調査から、インスタでは下記3つの時間帯でいいねがつきやすいとされています。
- 6~8時
- 12~13時
- 19~24時
いいねがつきやすい時間帯は、フォロワーのオンラインが多い時間に連動します。一般的に、朝の通勤時間、昼休み、夕方から夜にかけての時間帯が活動的であることが多いです。
しかし、最適な時間帯はフォロワーの地域や生活スタイルによって異なるため、インスタのインサイト機能を活用して自アカウントに最適な時間を見つけることが重要です。
インスタでいいねがつきやすい時間帯をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
インスタでいいねがつきやすいアカウントの共通点
ここからは、インスタでいいねがつきやすいアカウントの共通点を、7つにまとめて紹介します。
- プロフィールが整頓されている
- 投稿内容に共感や新たな学びがある
- 投稿写真・動画に統一感がある
- 目を惹く写真・動画を投稿している
- フォロワーや他ユーザーと頻繁に交流している
- 投稿内容に関連するハッシュタグをつけている
- 固定の頻度・時間帯に投稿している
プロフィールが整頓されている
インスタでいいねが多いアカウントは、プロフィールが整頓されています。
プロフィール欄はあなたのページに訪問した人に向けて、あなたのアカウントがどんなアカウントであるのか伝えるために重要です。
また過去の投稿を見てもらうためにもプロフィール欄で下へスクロールしてもらう必要があります。
- 箇条書き
- シンプルにわかりやすく
を意識してプロフィールページを作ってみてください。
インスタのプロフィールに関して詳しく知りたい人は下の記事を参考にしてください。
投稿内容に共感や新たな学びがある
ユーザーが共感したり、何か新しい知識やインスピレーションを得られる投稿は、いいねがつきやすい傾向にあります。
ユーザーは自分の経験や感情に共鳴するコンテンツに強く引きつけられます。また、新しい情報や学びを提供する投稿は、教育的価値が高いと感じられ、共有されやすいです。
例えば、日常の小さな幸せを捉えた写真や、挑戦を乗り越えた経験のシェアは多くのいいねを集める傾向があります。
加えて、季節のイベント、映画の公開、社会的な動きなど、現在進行形のイベントやトレンドに関連する投稿もリアルタイムの関心と関連性を提供するため、いいねがつきやすいです。
このような投稿を作成するには、ターゲットオーディエンスの興味やニーズを理解し、それに応じた価値あるコンテンツを提供することが重要です。
次に写真や動画の統一感を意識することです。
投稿写真・動画に統一感がある
インスタのプロフィール欄を下へスクロールすると過去のフィード投稿が一覧で並んでいます。
いいねがつかず悩んでいるということは、過去の投稿へいいねしてくれる人が少ないのではないですか?
上記の画像のようにインスタでは9枚の写真の統一感を意識することが大事です。
統一感を意識して1枚毎の写真の投稿を意識しましょう。
目を惹く写真・動画を投稿している
9枚の統一感が大事だといっても1枚毎の加工も大事です。
なぜなら、加工がバラバラになると統一感が失われ写真の見栄えが良くないからですね。
視覚的なインパクトはInstagramで非常に重要です。鮮やかな色使い、ユニークなアングル、クリアな画質の写真や動画は、スクロールを止めさせる力があります。クオリティの高いビジュアルは、フォロワーに強い印象を残し、いいねを促進します。
投稿写真や動画の視覚的な魅力はインスタにおいて重要な要素です。鮮やかな色使い、ユニークなアングル、クリアな画質の写真や動画は、スクロールを止めさせる力があります。
色の使い方、構図、編集技術に注意を払うことで、より多くのいいねを獲得することができます。綺麗に加工することを意識しつつも、加工の統一感を出すことを意識してみてください。
インスタの加工についてより詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
フォロワーや他ユーザーと頻繁に交流している
インスタはコミュニティとしての側面も強く、ユーザー間の交流が活発なアカウントは信頼と関連性が高まります。
フォロワーのコメントに返信する、他のアカウントの投稿に積極的にいいねやコメントをすることで、関係性が築かれ、結果として自身の投稿へいいねがつきやすくなるのです。
投稿内容に関連するハッシュタグをつけている
投稿内容に関連するハッシュタグをつけ、露出度を増やしましょう。
適切なハッシュタグの使用は、投稿が関心のあるユーザーに届くのを助けます。特定のテーマや趣味に関連するハッシュタグを使用することで、興味のあるユーザーが自然と集まり、いいねが増える可能性が高まります。
ハッシュタグについてより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
固定の頻度・時間帯で投稿している
定期的に投稿することは、フォロワーがいつ新しいコンテンツを期待できるかを知るのに役立ちます。これにより、フォロワーが定期的にあなたのページを訪れる習慣をつけることが可能になります。
また、前述したいいねがつきやすい時間帯に投稿できれば、自然といいねは増やしやすくなります。
結果として、投稿への閲覧数が増え、いいねもつきやすくなるわけです。
インスタのいいねがまだ増えない人へ
上記を実践しても順調にいいね数が増えるわけではありません。
「インスタのいいね数増やすために自分でいいねアクションしてるんだけど、めっちゃめんどくさい。」
「フォロワーよりもフォロー数が増えちゃって見栄えがよくないんだよなぁ」
といった悩みってありませんか?
仕事もあるしプライベートで遊ぶこともあるし、自力でいいね数を増やすためにコツコツアクションするのって大変ですよね。
そんな状況を打破できるおすすめのツールが自動ツールです。
いわゆるあなたが今やっているターゲットアカウントへのアクションをすべて自動でやってくれます。
自動ツールの中でもおすすめなのがつい最近リリースされた「IG-Reach(アイジーリーチ)」です。
最大の特徴は自分のフォロワーを増やさないこと。
従来のインスタ自動ツールはターゲットにフォローしてフォローバックを狙う方法です。
IG-Reachの場合、ターゲットへフォローせず「いいね」のみを自動で行います。
そのためフォロー数を増やすことなくフォロワーを増やすことが可能です。
IG-Reachについてより詳しく知りたい人は以下の記事で紹介していますのでどうぞ。
まとめ
今回は、インスタでいいねがつかない・少ない原因を、急に来なくなる理由も交えて解説しました。
あなた自身の投稿が良くなかったりプロフィールページ欄が良くなければいいね数も増えません。
逆にそれらが綺麗にできていればいいね数を増やすことも可能です。
まずはあなたの原因を見つけ、改善していいね数を増やしましょう。